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1話 ページ1

俺は宇髄天元、鬼殺隊元音柱、謂わば祭りの神だな。





柱を引退した身だが俺には重大な仕事がある。








「大丈夫かー?」


「宇髄さん…」





それは、最年少組の悩み相談。






「元気ねぇな」


「はい…」






こいつは瓔珞(ようらく)A。







恋柱、甘露寺蜜璃の継子でなかなか筋が良い。既に階級は甲で柱も目睫だと話題の女隊士だ。









「…無一郎君、好きな人がいるらしいんですよ。」




そんな期待の新人も恋愛には手も足も出ないようで。






このスピード昇格が止まらないとんでもねぇ女隊士は、2ヶ月で柱になったとんでもねぇ男が好きらしい。








最近の若者凄すぎて俺派手に感動だわ。









「…死にたいです」



「やめろやめろ、ただでさえ有能な隊士不足だぞ。」









自分の膝に顔を埋めて唸るAの横に、俺は腰掛けた。








「アタックだ、恋愛はド派手にアタック!!」






「あ、不死川さん…、悩み聞いてください」


「おー、どうしたァ」






「ちょっと殴らせろAー」







不死川に悩み相談をしようとするAの腕を引っ張った。








「つーかなんで不死川がここにいるんだよ」






「甘露寺と合同任務」


「お前今日白い蛇に噛まれて死ぬぞ」


「鏑丸は毒蛇じゃないですよ宇髄さん。」







クソお前はいつも不死川の肩を持ちやがって!!(嫉妬)



いやこの場合蛇の味方か…ッ









「まだ告白できてねェのかァ」



「話すだけでいっぱいいっぱいで…」






時透の姿を想像したのかみるみる顔が赤らむA。




そうそうこいつをイジる為に俺は甘露寺の家に来たんだった。暇とか言うなよ忙しいわクソ。









「恋の呼吸でやっちまえェ」


「使えないです…」






とてつもなく大きなため息を吐くA。苦労してんだな。









「そもそも好きな人がいる相手に告白して良いんでしょうか…困らせるだけですよね…」





「おはぎ食うかィ」



「いただきます…」

2話→



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べにてゃ - スゥー好きです🫶 (4月29日 14時) (レス) @page50 id: 3804c55305 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - ほんとに情緒不安定っす…。泣きました、めっちゃよかった。こんな素敵な作品作ってくれてありがとうございます! (2月28日 18時) (レス) id: d48b66107c (このIDを非表示/違反報告)
めんぼー(プロフ) - もうガチ好き。愛してるレベルで好き。神か?これは神なのか? (11月18日 23時) (レス) @page50 id: a4d4cab34b (このIDを非表示/違反報告)
りず - ほんとすきこのしょうせつ。にやにやしすぎたわ…!もう最高!前世のの話してるシーンとかとくに! (11月18日 22時) (レス) @page50 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
せりりん - ギャグ要素もありながらキュンキュンするし感動するし感情の起伏が激しすぎて肝臓がやられちゃいました(?) 完結おめでとうございます、そして素敵な作品をありがとうございました! (7月18日 20時) (レス) @page50 id: 6563dca116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2020年4月22日 23時

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