【鬼滅の刃】鬼殺隊のお医者さん。

36話 ページ36

「何この野郎だらけの集い嫌だ」





スタッと踵を返す私に宇髄さんが肩に手を回す。








「お前成人済みだろ。ド派手に飲もうぜ！」


「異様すぎるでしょこのメンバー」







宇髄、冨岡、不死川、伊黒、煉獄。






「どういう繋がり？」



「教員だ。」



「え、全員見事に教える能力欠落してるじゃん」


「顔中に枝豆貼り付けるぞ」






どんな脅しだよ、と輩に引っ張られるまま座った。



怖いこの飲み会本当に。









いつ死人が出るか分からないよ。






「当時の21歳組が教師は無いわぁ…」


「殺す」





ほらね、最初の犠牲者は私みたい。







「まぁ落ち着け不死川、久々の再会を喜ぼうぜ。」





「そもそも、お前は前世で胡蝶と同期だったはずだが。」



「え、うん。しのぶさんもいるの？会いたい」



「おう、立派に18歳やってんぜ」

「18歳」





嘘だろ私しのぶの歳上か。



マジか。








「何ガッツポーズしてんだよ」



「あのしのぶに何かが勝った感じがまぁなんとも。」



「それ以外勝てるところないのかお前は」






よし、早速今度会いに行こう。良いね、制服姿見たいね。





「ちなみに甘露寺は19だ」



「当時のレディースで私が一番年上という事ね」



「ババア」

「黙ってよ輩」






後ろから頭を思いっきり引っ叩いて枝豆を貪った。






「お前だけどこ探しても見当たらねェしよォ」



「あぁ！俺も日本一周したが無駄足だったようだ！！」






まさか海外とは、と日本一周してる煉獄さんの気力凄い。本当に。







「今度顔見せにこいよ」


「どこに」


「俺らの学校」






「え、なに全員同じ学校にいるわけ？」





柱ズが同じところで教員やってるだけでも奇跡なのにしのぶに加えてまだいるの？







「時透無一郎」

「いる」







「炭治郎、善逸、伊之助」

「いる」









「どこ小学校？保育園だったりする？」



全体的に層が若いようだけど。ちなみに悲鳴嶼さんも教員らしい。やばくない？やばいよね。







「中高一貫だ！！」


「都合いいよね現世。」





上手い具合に時透を組み込みやがって。その手があったか中高一貫。









「…何で私だけハブられてんのさ」



「天才がいじけるな。」

「いじけるわ」





厳しいよね冨岡さんはさ、切ないに決まってる。









_







「…学校名は」


「キメツ学園」







「……履歴書買ってくる」

37話→←35話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す