【鬼滅の刃】鬼殺隊のお医者さん。

11話 ページ11

「Aを感染させるなんて中々筋があると見た！！」



是非手合わせ願いたい！とメラメラしてる煉獄さん、換気しよっかな。







「誰かこの人に病原体って教えてあげてください」



「ここまで来たらもう愛くるしいだろ」


「確かに。」






しのぶさんの薬は一時凌ぎなので今日は本当早く寝よう。


免疫もあるし寝れば良くなるし。








「すげぇ食いっぷりだな」


「風邪とか熱になるとお腹空くタイプなんですよ」




エネルギー消費しちゃって。




食欲が湧かない人が多数なんですけどね、とどら焼きにも手を伸ばした。







「ねぇ伊黒さん」


「なんだ」



「ぶん殴りたい程憎たらしい人がいる時、どうしますか？」




職業柄、若すぎるって、こんなお嬢さんには無理だって散々馬鹿にされて皮肉を言われて、




傷の治りが遅ければ八つ当たり、そんなのは日常で、怒りの沸点は低くないはずなんだけど。







「どこのどいつだ」


「いや、仮定で。どうします？」



「殺す」


「わぁ参考になる」




なるほど、とお茶を啜ると伊黒さんは横目にチラッと私を見た。







「…何かあったか」



「うん。いつも何かあります。」





さっき車にはねられた人が横で羊羹貪ってるように。


同じような日って、一度もない。









「そういうもんでしょ。」



ぼーっと煉獄さん達を眺めてお茶を啜ると、伊黒さんは相槌も打たずに目線を戻した。









「A、来い！！！」



「どうかしましたか」




急に腕を広げられて眉間にシワを寄せた。









「俺は体温が高いからな！温まるぞ！」





熱特有の悪寒を心配してるのだろうか。


薬が効いてその心配は要らないけども。







「おー。」





折角なので抱きついた。







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「煉獄湯たんぽはどうだ！！」




「なんというか、温かいというか熱気って感じですね。」



「よもやよもや…」





「あったかいです」


「それは良かった！！」

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