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6話 ページ6

「お前は地味なんだよ、髪型を整えるなり可愛い着物着るなり色気磨くなりしてみろ」



「結婚の話になった途端妹ディスるのやめて」







必要最低限以下の生活で生きていけると知ってしまったら最後だよ。





「お前に見合う良い男が寄ってくる様に兄様が女の磨き方を教えてやろう!」


「男に女の磨き方教わるの。」




そこは黙っとけ、と言われて兄様は私と目線を合わせるために屈んだ。







「良いか?髪は女の命だ」

「炭治郎が梳かしてくれてる。」





「あと姿勢の良さも大事だな」

「あ、炭治郎にも言われた。」





「笑顔は大事にしろ」

「炭治郎が代わりに笑ってくれる」







「もうやめてくれ炭治郎。」




パシッと頭を抱える天元兄様。何故こうも同じ顔なのにモテ具合に差が出るのだろうか。





意識の差だろうか。(御名答)









「ダメだこいつは。不死川、もらってやってくれ。」




よく分からねぇ炭治郎よりお前の方がマシだ。とのこと。うん、不死川さん好きだよ私。




「要らねェ、ニワトリの方がマシだ」


「ニワトリに負ける私寧ろ凄くない?」





欠点っていうか良点が無さすぎるのかな。









「っていうか私蝶屋敷行ってきて良い?」




善逸と伊之助の安否を確認したいんだけど。と立ち上がる。






「おー。夕飯の時には話あるから戻ってこいよ」



「えー…」


「絶対お前飯食ってないだろ」


「いや食べてるけどさ…」




炭治郎がうるさいから。と言うとまた炭治郎!!っと頭を抱えられる。




別に食べ始めたらお腹は空くしいっぱい食べるんだけど食べ始めるまでが面倒くさいって言うか…、動きたくないって言うか。









私がそうため息を吐いていると肩を掴まれる。





「牛鍋食べに行くんじゃないの」


「え」


「何その間抜け面」






衝撃すぎる一言に私は自分の頬をビンタした。





「夢じゃない…」


「喧嘩売ってる?」


「冗談。よし、行こう牛鍋」





任務がんばったし自分へのご褒美。とちょっと軽い足取りでむい君の横に並ぶと、兄様が叫ぶ。






「時透お前…!!」



まさか妹のことッッ、と大きな手で口元を押さえる兄様にむい君が一言。






「結構です」

「だよなぁ」




「やめてよ本人の前で悪口」




女としての魅力がニワトリに負けてる次点でもうお先真っ暗なんだけどね。

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(プロフ) - 感動しました、素敵な作品をありがとうございます!!!😭😭😭 (8月8日 22時) (レス) @page49 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - 泣く!!!! (2022年3月28日 14時) (レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - はあぁぁ、むい君のやっぱり可愛いってやつで私は成仏しました…… (2022年2月15日 21時) (レス) @page33 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - 足抜きではなく、足抜けではないですか?間違ってたらごめんなさい! (2021年12月3日 20時) (レス) @page19 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
毒猫 - うぅ・・・感動しました!また違う作品で! (2021年9月11日 22時) (レス) id: dc79ac4bfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2020年4月7日 22時

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