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27話 ページ27

「慣れて来たし、大丈夫。」




「慣れんな!こんな花街に宇髄Aが一丁前にぃぃ殴りたいけど殴れねぇ美人じゃんようぉぉぉぉぉぉ俺はどうすりゃ良い!?どうすりゃ良いの!?」




喧しいわぁ…。








「伊之助は元気?」


「鼻ほじってる」


「あ、そう」




お変わりないようで。と記憶に懐かしい伊之助。



想像以上に私のこと想ってくれてなくて泣きそう。









「お前さぁ、愛嬌もないし化粧なんて出来ないしキツいんじゃないの?この捜査」




「………………」







私は体育座りしている自分の膝に一旦顔を埋めた。



風を浴びて、息を吐いて







「しんどい。」





マジ辛い、どちゃくそしんどい、キツイ、逃げたい。




しんどいの最上級がよく分からなくてそれだけ言葉にできた。









「この任務終わったらカステラ奢って…」





「俺はお前に貢ぐ為に命張って戦ってねぇ!!禰豆子ちゃん筆頭に可愛い女の子のためだよ!!」



それはそれでどうなんだよ。






「うわぁ…」




「うわぁじゃねぇよ何だその顔腹立つな相変わらず」





日がくれて来て、善逸はそろそろ任務行かなきゃ…、なんて心底嫌な表情をした。




任務前に寄ってくれたわけね。ごめん驚いたでしょう天井穴空いてるんだもんどっかの祭りの神の所為で。









「でも…今のAになら幾らでも貢ぎそう」


「え、」







「ぶっちゃけ超可愛い!!」


「気持ち悪。」






「マジで可愛くねぇわじゃあなブス!!」


「おー、気を付けてねー」






目を吊り上げて前言撤回だの後悔しただの文句を言いながら屋根を伝って離れていく善逸。



多分地上で綺麗なお姉さんに見つめられたらこれからの任務に支障が出るからだと思う。









「わざわざありがとねー」








「キィィッ炭治郎と伊之助誘ってアタイもここに潜入してやる…!!」


「来なくていいよー」









_









アホな同期たちが本当に潜入してくるのは、もう少し後の話。

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(プロフ) - 感動しました、素敵な作品をありがとうございます!!!😭😭😭 (8月8日 22時) (レス) @page49 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - 泣く!!!! (2022年3月28日 14時) (レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - はあぁぁ、むい君のやっぱり可愛いってやつで私は成仏しました…… (2022年2月15日 21時) (レス) @page33 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - 足抜きではなく、足抜けではないですか?間違ってたらごめんなさい! (2021年12月3日 20時) (レス) @page19 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
毒猫 - うぅ・・・感動しました!また違う作品で! (2021年9月11日 22時) (レス) id: dc79ac4bfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2020年4月7日 22時

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