3話 ページ3
善逸と伊之助はどうなったんだろう。
あの激戦だった故、もう生きてはいないだろうか。
正直この裁判は私からしたらどうでも良くて、不死川さん筆頭に批判する側も、炭治郎や冨岡さんの擁護する側も白熱してんなー、と傍観するしかできない。
「納得できませんお館様ァ」
「あ」
「黙ってろ」
「なんで??」
これじゃあ埒が開かないな。と私は声を上げたが不死川さんツッコミ早過ぎるけど私が喋るの予知してた??
はいはい発言権はないってことですね。もう良いよなんだって
「今すぐその鬼を殺す」
「それにはこちらも禰豆子さんが人を喰う証拠を提示する必要がありますよ、不死川さん。」
「よもやよもや、鬼を擁護すること自体理解ならない!」
「明日あいつが人を喰わない保証はどこにもない。」
「派手に話が回ってんなぁ」
ちょっとヒートアップして、お館様が人差し指を添えると、一斉に静かになった。
それに気づいた時にはもう口が開いていた。
「…禰豆子が人を喰うより、私が首を落とすほうが速いのに」
「A…!?」
誰よりも反応したのは炭治郎、隣のしのぶさんも驚いている。
小さな不満をこぼしたらみんなに聞こえていたようで。
「あー…、ごめんなさい。会議を続けてください」
そう在りたいという理想じゃない。
場を終息させたいという飽きではない。
「ふふっ、随分と大きな保険がかかったようですよ」
それは、紛れもない事実。
「Aちゃん、勇敢で素敵…!」
強いもの!と称賛してくれるが腕相撲にて捻挫まで追い込まれた身なので。
全治2週間。
「皆の意見は?」
「冨岡の腹よりはずっとマシだァ」
「情が湧かないように用心しろA」
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「あ、見てこの石ペガサスみたい」
「ペガサス」
「せめてハートとかにしろォ」
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霞(プロフ) - 感動しました、素敵な作品をありがとうございます!!!😭😭😭 (8月8日 22時) (レス) @page49 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - 泣く!!!! (2022年3月28日 14時) (レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - はあぁぁ、むい君のやっぱり可愛いってやつで私は成仏しました…… (2022年2月15日 21時) (レス) @page33 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - 足抜きではなく、足抜けではないですか?間違ってたらごめんなさい! (2021年12月3日 20時) (レス) @page19 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
毒猫 - うぅ・・・感動しました!また違う作品で! (2021年9月11日 22時) (レス) id: dc79ac4bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2020年4月7日 22時