愛しの彼女の接し方。【芥川龍之介】

10話 ページ10

「龍之介…」


芥川「なんだ。」



「何このパジャマ。」


芥川「着て」


「暑くね」


芥川「通気性は保証する。」




僕が差し出したのは、猫の着ぐるみの様なもの。



「あ、タオル地でいいね。」


芥川「何故か、樋口がくれたのだ。」




お揃いで。



よくやった樋口。

この件に関しては褒めてやる。



「じゃあ一緒に着よっか」


折角樋口さんがくれたんだし。なんて


本当によくやった樋口。





「見たまえ！」


着替えてきたAを目に、僕は紅茶を吹き出しそうになった。




吐血寸前。



可愛すぎるのだ。




「龍之介もー！」


芥川「いや、僕は…」




「これ一緒に着て映画鑑賞しようと思ったのに」


芥川「着てくる。」


「ポップコーン用意しとくー！」

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