5話 ページ5
芥川「ただいま。」
その声でエプロン姿のAが口が開く程の笑顔で
「おかえり!」
そんな笑顔を見せるな。
芥川「A、疲れた。」
「ご飯もう直ぐだよ」
芥川「違う。」
外套を脱ぎ、Aに抱きついた。
芥川「僕は疲れたのだ。」
「はいはい」
後ろから抱きついたものの、彼女はクルリと前を向き、僕に抱きついた。
「お疲れ様です」
やはり僕には、彼女が必要なのだ。
「もー寝ちゃ駄目だよ。」
芥川「寝ない。」
「寝たらチューしちゃいますよ。」
芥川「おやすみ。」
「わぁぁ!冗談ですから!冗談!」
芥川「なんだ、良いのだぞ。」
そんな事を言うと、茹で蛸の様に顔を真っ赤にさせて、顔を伏せた。
芥川「お前から誘っておいて照れるな」
「照れてないし」
意地っ張りな彼女には理解力が欠けている。
芥川「なんだ?聞き取れん。」
「うわぁぁぁ!もうご飯!ご飯ですから!」
ソファにゆっくり押し倒し、耳を傾ける。
すると僕を押し、大慌てで台所へ向かう姿はなんとも愛らしい。
芥川「何か手伝おう。」
「本当?じゃあこれ炒めて!」
芥川「あぁ。」
二人で立つ台所も、悪くない。
353人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やつがれ君推し - ヤバい 完全に世界観に呑み込まれた (2019年10月1日 19時) (レス) id: 4ce673cea7 (このIDを非表示/違反報告)
中原中也推し - やつがれ君あやとりするの!?は?可愛い (2019年8月22日 20時) (レス) id: fe6437d156 (このIDを非表示/違反報告)
ももタ郎。(プロフ) - あぁぁぁ…主人公可愛いァ芥川さん可愛いィィァァ!!やつがれ君大好き。( ^ω^ ) (2016年10月20日 16時) (レス) id: 222ce333cf (このIDを非表示/違反報告)
鏡夜渚烏 - 芥川さんが可愛いぃぃぃぃぃぃぃい!!!!読んでてたのしかったです!!これからも頑張ってください!! (2016年8月3日 11時) (レス) id: 12f38444e8 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - ほのぼのしてて面白かったです! (2016年6月28日 8時) (レス) id: a5199f36d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だむい | 作成日時:2016年6月15日 23時