5話 ページ5
「かー！やりますな轟！！」
「そうか。」
「不覚にもキュンとしたぞ！！」
バシバシ左隣の轟の背中を叩いた。
「そうか。ところでお前期末試験大丈夫だったか？ほら、お前はその…頭が…なんだ、あの、クレイジーだから。」
「君のオブラートは悪化してるから！いっそのことストレートで頼みたいね！！」
私は硬いグミを食べながらバスの座席表を考えていた。
期末の演習も、梅雨ちゃん常闇と組んでクリアしたから追試は一切なし。筆記もデクが教えてくれたからそこそこ良かった。
「Aちゃん、爆豪君の隣座ったら？」
「え、何そのジャパニーズジョーク笑う。」
「あ、あれ…好きなんよね？」
「違うし！！過去形だし！！」
腹立たしいよ！とお茶子に言い放った。
「可愛くなるために奮闘してるってデクくん言ってた」
「見返す。可愛くなってイケメンと付き合って見返す。」
「思考は爆豪君よりやん」
「やめて」
________
「お前ら騒ぎすぎるなよー。」
「………………」
「………………」
「先生爆豪と山茶花が騒ぎません！！」
「騒げ！！」
「騒ぐのかよ」
「……………」
「……………」
「あの席だけ空気の次元が違うんだよ…」
「窒素も泣いてるぞきっと」
隣になった。
何故か青山に書かれた。かっちゃんの隣の席に。名前を。
「ば、ばくごー…」
「Aー…」
「食う…？」
「食べる…？」
瀬呂と三奈が気を使ってお菓子を差し出してくれた。
「要らねぇ」
「要らない」
私は窓の外を、かっちゃんは反対側を、首が抉れるくらい向けて座った。
悪かったわね嫌いな女が隣になって。
上鳴から聞いたんだから
口開けば私のゴミクズトークって。
「………！」
窓越しに、かっちゃんと目が合う。
「……チッ…」
舌打ちかよぶっ飛ばすぞ。
「飯田、場所変わろ。私デクの隣がいい」
「むむ！走行中の席の移動は危険だ！」
「いや飯田…あいつをあの席に置いておくのもだいぶ危険だ…」
「顔が死んでる…」
本当、到着まであと何分だよ。
「ぶっさ」
「死ね」
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宇治抹茶(プロフ) - めっちゃ感動します！！！何回読んでもきゃぁああああってなる！！！！！ (2018年12月9日 22時) (
レス) id: efb3387533 (このIDを非表示/違反報告)
カリカリうめ(プロフ) - さいっこう！私得すぎる！ありがとうございますぅぅう (2018年12月8日 1時) (レス) id: 5501794369 (このIDを非表示/違反報告)
恭弥君尊き - ふぉぉぉぉぉ！とうとうくっついたかこの二人〜！ (2018年12月7日 22時) (レス) id: 7d77e3de06 (このIDを非表示/違反報告)
めいこ(プロフ) - オールアラビア語で返信してほしい！って思ったんですけどそもそも私がオールイングリッシュ無知でした。ありがとうございました。 大量更新楽しみにしてますぅ！！！！！！yea！！！！！！！！（最初で最後の知恵） (2018年12月5日 11時) (レス) id: 3eeae63cbd (このIDを非表示/違反報告)
リゼ(プロフ) - コメ失礼します！！！かっちゃんが他の男と仲良くする夢主にもやっとする感じの展開がよみたいです！いつも楽しみにしてます更新頑張ってください！！！ (2018年12月5日 0時) (レス) id: 3eedcddf40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だむい
| 作成日時：2018年11月12日 22時
