26話 ページ26
ヴィランに殺されそうな洸太の前にシールドを張り、その隙にデクが洸太を保護。
「一般の守備個性の比じゃねぇ耐久性だなぁ？」
ぐるりと顔を覗かれて、一瞬身動きが取れなくなった。
「…おお！いきなり大当たりかよ！」
「は？」
攻撃を予想していたが、ヴィランはクルリと振り返って笑い始めた。
「お前達2人はリストにあった。特に山茶花Aは
「Aちゃん下がって！！」
デクに肩を引かれて、尻餅を着いた。
「ヴィランの目的にAちゃんが入っている以上、戦闘は危険だ！」
「そうは言っても…この増強型の個性、やばいでしょ」
さっきの攻撃は防げたものの、威力がすごくて手のひらが痛む。
散々デクで耐久性つけておいてよかった。
「そうだ…仕事はしなくちゃな」
いきなり大人しくなったヴィラン。
さっきからこいつ可笑しいよ、ペラペラと目的を話したり個性をひけらかすように使って…
心の底から、私たちを馬鹿にしているみたいだ。
「爆豪ってガキはどこにいる？」
かっちゃん？
「知らないか？じゃあ……遊ぼう！！」
…そっか、この単純な増強型の個性って強いから
余裕があるんだ、だから私たちを馬鹿にしてる。
「う〜ん、ムカつく〜」
なんだか昔のかっちゃんだって思えば、心に余裕が出来た。
バリアで囲って私は彼に近づいた。
「個性のタイマン勝負しようよ」
「ガキが舐め腐って…いいオモチャじゃねぇか！！」
かかった。
振りかぶるヴィランに少し覚悟を決めて、私も拳を握った。
もしこのシールド破られたら痛いんだよなー。
フルパワーでぶん殴られるモンだから。
「グアッッ！！」
お、わりと平気じゃん。
「なんだこれ…反射個性だったのかよ。気づかなかったぜ」
さっきも同じシールドぶん殴ってますがね。
筋骨隆々すぎて自分の力跳ね返ってきても気づかないレベルかよ、バケモンじゃん。
「ワンフォーオール……」
まぁ、こっちにもバケモンいるんだけどさ
「Aちゃん！！」
デクの合図で左手で洸太を抱きしめて、デクが迫ってくるギリギリで個性を解除した。
「うっ………わぁぁあ！！！」
風圧が凄くて物理的に飛んだ。
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宇治抹茶(プロフ) - めっちゃ感動します！！！何回読んでもきゃぁああああってなる！！！！！ (2018年12月9日 22時) (
レス) id: efb3387533 (このIDを非表示/違反報告)
カリカリうめ(プロフ) - さいっこう！私得すぎる！ありがとうございますぅぅう (2018年12月8日 1時) (レス) id: 5501794369 (このIDを非表示/違反報告)
恭弥君尊き - ふぉぉぉぉぉ！とうとうくっついたかこの二人〜！ (2018年12月7日 22時) (レス) id: 7d77e3de06 (このIDを非表示/違反報告)
めいこ(プロフ) - オールアラビア語で返信してほしい！って思ったんですけどそもそも私がオールイングリッシュ無知でした。ありがとうございました。 大量更新楽しみにしてますぅ！！！！！！yea！！！！！！！！（最初で最後の知恵） (2018年12月5日 11時) (レス) id: 3eeae63cbd (このIDを非表示/違反報告)
リゼ(プロフ) - コメ失礼します！！！かっちゃんが他の男と仲良くする夢主にもやっとする感じの展開がよみたいです！いつも楽しみにしてます更新頑張ってください！！！ (2018年12月5日 0時) (レス) id: 3eedcddf40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だむい
| 作成日時：2018年11月12日 22時
