【名探偵コナン】小学時代の旧友がイケメンになっててシフト被ってる。

26話 ページ26

翌朝、あいつはいた。


ちゃんとシフト通り出勤していた。









「おいずりーぞコナン！昨日ポアロの姉ちゃんに飯作ってもらったんだろ！」

「博士から聞きましたよ！」

「歩美たちも呼んでよ！」





今日のお客様は少年探偵団の皆様。







「昨日は阿笠博士のところへ行ったんですね」


「まぁ」





悪かったわね真っ直ぐおうちに帰るっていう小学生レベルの課題もクリア出来なくて。


でもいつもの道は通ってないもーん。









「今日も別のルートで」


「帰り道なんて限定されてるんだけど」





目的地への道がいくつもいくつもあるわけないじゃないでしょ、と無愛想に言い放った。




お互い顔も見ずに話を続けた。









「な、なぁ…あの二人なんか怖くねーか？」

「カウンターの向こうのオーラがすごいですね」

「喧嘩中？」







命令するくせに送る優しさはないのね。



まぁ、昨日沖矢さんに送られて思ったけど、私は一人で帰る方が合っている気がする。









なに、私誰かから恨みでも買った？


詮索しないと言ったからしないけど、流石に不安。









「薄雪さん」


「なに」




私を呼ぶ安室透に、カップを拭きながら返事をした。







「今晩お話しできますか？」


「16時上がりだから無理」





何を話すことがあるんだか、とストレートに断った。


っていうかあんた21時まででしょ。







「お家に伺います」

「私家ない」

「断り方をもう少し考えてもらっても良いですか？？」






21時過ぎに来るなって話。


そもそも直接会わないと話せないことってなに、SNS使ってって話。







「私は別に話すことないですぅ」


「僕はあるんですよー」


「なら今ここで言ったらどう？せっかくシフト被ってるんだし」


「今ここでは言いづらくて」


「とか言ってギリギリになって濁すんでしょ、チキンだもんね！」


「誰が！！」









_




喧嘩勃発





_






(お客さんがいるのに喧嘩しない！！コナン君たち驚いてる！)






(申し訳ないです)

(ごめん梓さん…)

27話→←25話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す