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17話 ページ17

「降谷零、って人に良く似てる。」


「そうですか。」





あんたが今見ようとしていたアルバムに載っている、仲が良かった人に。







「声も、ちょっと似てる。」


「…そうですか。」




脳裏に残っている気がする、聞いたことがある気がする。






「怪我ばっかしてるのも…似てる。」



「……」




ガキ大将から守ってくれて、怪我してた。







降谷零なんじゃないかな、



そう思ってたけど、本人からキッパリ勘違いだった。と言われた今、詮索する理由も、答えを見つける必要性もなくなった。









「ごめんなさい、やっぱ何でもないわ。」





モヤモヤして、後頭部を掻いた。



お風呂上がりで頭もさっぱりしてるけど、何となく、頭を掻いた。








「彼はどんな人なんですか?」


「あんたにそっくりよ。」


「それは見た目が?」


「そうじゃない?」







分からない、蘭ちゃんと話して思い出した。



あのヒーローのことを好きだった自分の心を。







「でも彼はあんたみたいにコロコロシフト変えないわ」



正義感のある人だったから。と皮肉を言ってやった。



まぁ、どこで何してるんだか。知った話ではないけれど。









「さて、雨止んだかなー」



足をぶらつかせていたベッドから立ち上がり天気でも見ようかとカーテンに手をかけると身体が動かなくなってしまった。







「えっ、」




カーテンを開けようとした手を抑えられ、安室透に抱きしめられていた。






「降谷零は…あなたにこんな事をしますか?」


「ちょっ…」








「降谷零がもし…」



抱きしめる腕が緩まったかと思えばクルッと反転して目の前に安室透がいて、





息がかかってしまうほど近い距離なのに、息を止めてしまうほど緊張していた。









「もし、今ここであなたにキスをすると言ったら…あなたはどうしますか」








時計の音と、心臓の音で目が眩んだ。

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彩豊(プロフ) - 控えめに言って凄く面白いです!まだ登場してないキャラの(もちろん登場済みのキャラも)活躍を楽しみにしています(*^^*)続きを心から待ってます! (2022年10月10日 14時) (レス) @page48 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
未悠(プロフ) - 本当だむいさんが作る作品全部好きです。 (2022年6月18日 17時) (レス) id: abbd0293bd (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぴー(プロフ) - これ、リメイクしていってるんでしょうか? (2021年5月20日 2時) (レス) id: ddd3529158 (このIDを非表示/違反報告)
さつむいこん(プロフ) - コナン無知の為Googleと首っ引きで読ませて頂きました(6割ニュアンスで読んでます、すいません) ちょうど「むしろ清々しい」読み返してた所だったので運命感じました…。もうずっと推します、占ツク1の推し作者様なんですっ!!無理のない範囲で更新頑張ってください。 (2021年5月3日 6時) (レス) id: 423a130570 (このIDを非表示/違反報告)
白亜(プロフ) - パラグライダーではなくハンググライダーでは無いでしょうか〜 (2020年4月12日 21時) (レス) id: 6d6e512c02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だむい | 作成日時:2018年4月15日 21時

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