1話 ページ1
「ごめんっ、遅れました…」
1週間分の買い足しや、銀行でお金を下ろしたり、あと家事をしたり…
そんなことをしていると、あっという間にバイトの時間が迫っていた。
全速力で駆け抜けポアロへ。
「連絡あったし全然平気よー!それより大丈夫?」
「大丈夫です…」
大丈夫なわけは無かった。
なにせ三十路間近の女に長距離全速力を遂行できる体力は持ち合わせていない。
バイトのシフト変わった瞬間1日がこんなハードスケジュールになるんかい。
「おやっ、新人さんですか?」
ヒョイっと顔を出した褐色の良い肌と、金髪が特徴の男。
いっけめーん(面食い)
この人か、コロコロシフト変えて私と梓さん振り回す奴。
「あなたより長く働いてますう」
一発怒鳴ってやろうと殺気に満ち溢れた女の姿が綺麗な目に映った。
「A」
彼が口にしたのは私の名前。
「え?」
「えっ」
「え…なに」
なにその寂しそうな顔。
かわいい。(面食い)
「見覚えあるような…、あっ」
もしかして小中高大のどこかで一緒だった?(曖昧)
「安室透です」
「知らな」
普通に知らない人だったわ。
マジ誰だよ安室透って、29年の生涯で会ったことないんだけど。
_____チリンチリン
「いらっしゃいませー」
お客さんの元へ向かう彼は、耳元で
「帰り、少し話せますか?」
「やだぁ安室さん18時上がりじゃないですか〜」
「待ってます〜」
いや、帰ってもらって結構です。と思いながら、エプロンをかけた。
得体知れなさすぎて恐怖でしかない。
「ホットコーヒー1つ」
「かしこまりました」
さて仕事仕事、っと腕まくりしても背後の刺さる様な視線が気がかりで。
アムロさんよ。
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彩豊(プロフ) - 控えめに言って凄く面白いです!まだ登場してないキャラの(もちろん登場済みのキャラも)活躍を楽しみにしています(*^^*)続きを心から待ってます! (2022年10月10日 14時) (レス) @page48 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
未悠(プロフ) - 本当だむいさんが作る作品全部好きです。 (2022年6月18日 17時) (レス) id: abbd0293bd (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぴー(プロフ) - これ、リメイクしていってるんでしょうか? (2021年5月20日 2時) (レス) id: ddd3529158 (このIDを非表示/違反報告)
さつむいこん(プロフ) - コナン無知の為Googleと首っ引きで読ませて頂きました(6割ニュアンスで読んでます、すいません) ちょうど「むしろ清々しい」読み返してた所だったので運命感じました…。もうずっと推します、占ツク1の推し作者様なんですっ!!無理のない範囲で更新頑張ってください。 (2021年5月3日 6時) (レス) id: 423a130570 (このIDを非表示/違反報告)
白亜(プロフ) - パラグライダーではなくハンググライダーでは無いでしょうか〜 (2020年4月12日 21時) (レス) id: 6d6e512c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だむい | 作成日時:2018年4月15日 21時