5話 ページ5
「かっちゃん！一瞬でも隙ができたらAちゃんをお願い！」
「んなんったりめぇだろ！」
出久はリュックをぶん投げた。
無個性の癖に、泣き虫でビビりの出久。
でも大物になりそうだからサイン貰っとこうかな。
「A！！」
勝己に引っ張られて酸素を吸い込む。
「いぃぃずぅぅくぅぅぅ！」
ヘドロに潰されそうな出久を重力で高く上げてビルの上へ。
私は勝己の腕の中。
「どっちの個性使う？」
「どっちでもいいわ！お前マジで死にてぇのか！？」
ケラケラ笑っていると勝己は爆風で飛び上がりビルへ。
出久も浮いたままだったから解除して地に足をつけさせてあげた。
いやーかっちゃんパネェ
腕の筋肉が。
「あとはおじさんヒーローに頼んで帰るか。」
「あぁ警察来たしな。」
スッと地面に降りると警察とかに捕まった。
嘘だろ、お腹空いてんだよ。
なんか記者いるし。
「君、ちょっといいかな？」
「おう、手短にお願いします」
「敵に捕まってた友達を助けたよね！？一体どうやったの！？」
「それにヒーローを宙に浮かせてたぞ！あれは君の個性かい！？」
「生中継ですか？」
頷く記者たち。
「お母さん、今日私ハンバーグ食べたい。」
カメラに向かってそれだけ言い残し、勝己を置いて帰る。
今あいつを助けたらとばっちり食らう…
出久は………怒られてるし。
一人で帰るかな。
警察の間を通り抜けて出久の腕を引っ張った。
「彼は私たちを助けてくれたんだから…見逃してくださいよ」
出久の背中を押してバイバーイと手を振る。
「君も突っ込んでっちゃダメじゃないか。」
「あーでもしないと勝己死にますよ。」
「俺はそんなヤワじゃねー！」
「………じゃあゴミ処理お疲れ様です。」
頭を下げて走り出して人気のないところに逃げる…
あいつ目ぇ70度つり上がってた。
「おい待てよ。」
「なんだよ。」
「んであんな事した…！」
「なんでって、勝己が弱いから可哀想だなぁっていう私の厚意。」
今のキメ顔決まった。
「いやー暴れたねー勝己。」
助けるの遅くなってごめん。
やっぱ凄いよあんた。
「勝己」
生きててよかった。
「涙目で言われても説得力ねぇし、今喧嘩なんてできねぇだろお前！」
「……は？何言ってんの？泣いてな……」
頬が一直線に生ぬるい。
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みけ - 最近よみはじめた！おもしろい(*´∇｀*) (2020年5月22日 22時) (
レス) id: 0177940e7e (このIDを非表示/違反報告)
朝希 緑(プロフ) - なんつーかもう二人の会話のテンポが良すぎて腹筋崩壊ww (2017年11月13日 16時) (レス) id: 13e1f6c34b (このIDを非表示/違反報告)
メガネリズム(プロフ) - 1話でも充分でしたが、2話はもう腹筋破壊ですwwwwww (2017年6月13日 1時) (レス) id: 2d71aef3e8 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタク姫(プロフ) - 愛してるよゲームの時にやけが止まりませんでしたｗｗｗ (2016年10月12日 22時) (レス) id: 1bd5939817 (このIDを非表示/違反報告)
だむい - チョコミントさん» なん…だと！？感謝しかありません！めっちゃ更新するんでこれからもよろしくお願いします！ (2016年8月31日 21時) (レス) id: 5b4b37497e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だむい
| 作成日時：2016年8月23日 21時
