12話 ページ12
「ちょ、君命の恩人に何もないのかい…」
腕から抜け出した猫は速足に逃げていった。
薄情者め…
うぅ……歩けない…
てか点数ね…残り数分もう瀕死だったからね、現在進行形で。
まぁ最初の方に殆どぶっ潰したから60は超えてるでしょ。
自分を励まして匍匐前進で進むが…疲れた。
私の弱点は元の体力が底辺なこと。
すごい個性でも体力がないからダウンが早い。
ソフトボール投げとか14m
持久走800m5分
シャトルラン20回
50m9秒
そして柔軟が半端じゃなく酷い。普段胡座だから足伸ばすのキツいレベル。
「ねぇマジ誰か助けて。」
そういえば携帯持ったままだったかも。
それに気がつきポケットを漁る。
実技試験には邪魔だから置いてくる予定だったけどやっぱりポケットにあった。
てか壊れたロボットみたいなのに囲まれんの怖いよ！
金かけてんなぁコラ！
電話しようとしたら金髪のおじさんきた。
「私が来たぁぁぁ！」
これ出久の好きなヒーロじゃん。
てか何怪しいよ。
「私が来たぁぁぁ！」
「聞こえてるよ！！」
もうダメだ奴に頼るしかない。
電話1コール終わる前に出るかっちゃん怖い。
『んだよ』
「あのね、動けない。」
『おう、そうか。じゃあな。』
「待て大事な幼馴染が死にそうなんだぞ」
痛みで溜まった涙を拭い
鼻水をすする音でかっちゃんは焦りだした。
『は？ガチの方？』
「当たり前だろ！でないとお前になんか電話しねぇよ！寧ろ電話帳から消したいわ！」
『ハァ！？助けにいかねぇぞ！』
「助けて知らないおじさんに捕まりそいやぁぁぁぁぁ！！」
『おいA！おい、おい！！……………死んでる…』
「生きてるから！生きてるから助けて！！」
出久の好きなヒーローに小脇に抱えられて飛んだ。
飛んだ。
「あの、お名前なんでしたっけ。」
「え！？少女、私を知らないのか…オールマイトだ！」
「徹夜？」
「オールナイトじゃなくてマイトだ！」
「マイト、私を幼馴染のところへ…」
「………少女…」
「できれば出久の方がいいんですけどあのヘナチョコは女子を持ち上げるなんて無理だと思うんです。だからクソトゲヘッドの方へ連れて行ってください。」
「了解したぁ！」
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みけ - 最近よみはじめた！おもしろい(*´∇｀*) (2020年5月22日 22時) (
レス) id: 0177940e7e (このIDを非表示/違反報告)
朝希 緑(プロフ) - なんつーかもう二人の会話のテンポが良すぎて腹筋崩壊ww (2017年11月13日 16時) (レス) id: 13e1f6c34b (このIDを非表示/違反報告)
メガネリズム(プロフ) - 1話でも充分でしたが、2話はもう腹筋破壊ですwwwwww (2017年6月13日 1時) (レス) id: 2d71aef3e8 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタク姫(プロフ) - 愛してるよゲームの時にやけが止まりませんでしたｗｗｗ (2016年10月12日 22時) (レス) id: 1bd5939817 (このIDを非表示/違反報告)
だむい - チョコミントさん» なん…だと！？感謝しかありません！めっちゃ更新するんでこれからもよろしくお願いします！ (2016年8月31日 21時) (レス) id: 5b4b37497e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だむい
| 作成日時：2016年8月23日 21時
