【文スト】どうしよう。知らない子供にパパと勘違いされてる。

7話 ページ7

「んぱぁ！」


俺に短い手でぎゅーっと抱きつくA。



「俺は幸せだ…」


「ぱっぱAぐー…」


ぐー…ってなんだ。



するとAの腹の虫がないた。


あぁ、空腹か。



「にーとたぶる！」


芥川と食べる、芥川何処いんだよ。




「じゃあにー探しに行くぞ。」


「にー！」



手を繋いで芥川を探していると案外すぐ見つかった。


コピーした生暖かい紙を手にして俺に挨拶をした。



「芥川、Aが一緒に飯を食いたいそうだがいいか？」


「はぁ、構いませんが。」


良かったな。とAの頭を撫でると


「にーとなりーは？」


と首を傾げていた。



どういうことだ…




「あぁ…樋口！」


「は、はい！何でしょう！？」



両手に資料を抱える樋口が顔を出した。



芥川子供の扱い慣れてんな。



「Aす！」


おぉAです！って挨拶してる…


そうか、前に挨拶し忘れたのか、ええ子や…




「ひ、樋口一葉です。宜しくね」


握手をするAと樋口。


さぁ樋口の呼ばれ方は…！



「いちょー？」


「か、わいい…宜しくお願いします！」


「敬語使って如何する。」


「は！そうですね、宜しくね！」



樋口をも連れて行こうと前に進むA。


飯な…どっか食い行くか。




いや芥川は張り紙が貼られすぎだ。



「ウチで食うか。」

「きゃー！」



「僕達が行って良いのですか？」


「あぁ、構わねぇよ。」




俺ん家にゴーだ。

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