9話 ページ9
「ふふっ…」
龍之介が転がって伸ばした生地だから凸凹している。
「美味しい。」
芥川「あぁ、美味い」
そして最後の一つ。
「半分こしよっか。」
芥川「いいのか」
「当然」
半分に切って二人で食べ終える。
「ケーキ食べる?」
芥川「食べる。」
紅茶を淹れてケーキを差し出すと、龍之介はフォークがないやら言い出した。
流石にそのサイズのフォークは作れない。
「噛み付いてみれば」
芥川「おぉ、一度やってみたかった。」
「そっか」
苦笑いしてそれを遠目に見ていると龍之介はとんどん食べ進む。
ケーキの中へ入ってしまって姿が見えない。
「おーい」
芥川「ぷはっ!」
食べたが側とは逆側から顔を出す。
口元はクリームだらけ。
「美味しい?」
芥川「あぁ、途中は苺にぶつかった。」
「新鮮な話だね。」
ケーキに潜るなんて聞いた事ないや。
「服もクリームだらけだね。
もう好きに食べちゃえ」
芥川「おぉぉ…………!!」
目を輝かせてケーキに突進するやつがれさん。
美味しそうで何より。
350人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rin - めっちゃ可愛かった!!!! (2023年4月23日 10時) (レス) @page18 id: c3282cfa2e (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 最っ高!!!! (2022年10月23日 21時) (レス) @page18 id: 5a9946419b (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - 最近、文ストの知識を申し訳程度に身に付けたのでこちらにも来てみましたが………やっぱだむいさん、愛してます。 (2022年9月25日 7時) (レス) @page18 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - 最近、文ストの知識を申し訳程度に身に付けたのでこちらにも来てみましたが………やっぱだむいさん、愛してます。 (2022年9月25日 7時) (レス) @page18 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
ミカンチャン(プロフ) - やつがれ君は可愛いを通り越して神です。ここテストに出ます。 (2021年12月24日 21時) (レス) @page18 id: bf3a83fab0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だむい | 作成日時:2016年6月28日 0時