彼女が可愛いから婚姻届貰ってくる。【中原中也】

11話 ページ11

疲れて寝ちまったか。


よかった。


俺は雷に勝った。



中原「ははっ…」


何雷を敵視してんだよ。



水を飲みに行こうと立ち上がる。



「行かないで……」


中原「！…起こしたか？」



「ううん…寒い。」


縮こまるA。



中原「クーラー強いか？」


リモコンを手にするも違うと。


「寒い。」




半開きの目で俺に抱きついてきた。


「寒いよ中也…」


中原「そうかよ。」



俺は布団に戻ってAを抱きしめた。



中原「寒いか？」


「ううん、あったかい。ありがとう」



ほんわかした笑顔を浮かべた。




それは一瞬ですぐに寝息が聞こえる。



俺はAの頭を撫でて寝る。









筈だったかがどうも寝れない。




中原「はぁ……こういう時どうしたっけェ？」


餓鬼ん時…いや、最近寝れない時…



水飲んでたか？


本でも読むか？


あぁ、ゲームでもするかな。



中原「あ………」



「んふふ…ちゅーや…」



そうか、Aが寝てれば俺も寝れるわ。






こうやって抱きしめてりゃ暖かくて直ぐに寝れるんだった。







中原「おやすみ。」

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