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_____今日は学校を休んだ。

ズル休みではない。

ちゃんとした理由はある。

けれど、

“全身噛み跡だらけなので学校休みます。”
なんて、先生に伝える勇気は私には無かった。

テキトーに“風邪”ということにして、

私は家に引きこもっていた。

レポートや課題も溜まってた所だし、

丁度良い機会だ。

そんな訳で、ノートパソコンを開き、
黙々と作業を行っているのだが、

「…なぁ、A。」

神様という生き物は、実に
扱い難い存在である。

『……。』

「…ねぇ、Aぉ。」

『…ちょ、重いですおそ松様。』

ほんの少しの隙も許さない彼は、
当然の如く背中にのし掛かってくる。

「……何してんだお前。」

『…レポートです。』

「“れぽーと”？
……美味いのか？」

『食べ物じゃないですよ。
…まぁ、簡単に言えば宿題みたいなものです。』

「……そんなモン、やる必要あんのか。」

『私だって、好きでやってませんよ～。』

「………。」

あ"ー、めんどくさいなぁ、もう。

やってもやっても片付かない課題。

誰だよこんな大量のレポート寄越した奴。
私を殺す気か。

覚束ない動きでパソコンを打ってると、
背後から両手を掴まれる。

『…あッ、

…ちょっと…何するんですか。』

「……退屈だ。構え。」

『…これ終わってからで良いですか。』

「やだ。」

『…お願いしますよぉ…。
後で沢山構ってあげますから。ね？』

「…やだ、今が良い…。」

両手を捕らえられたまま、
肋が折れそうな程強く抱きしめられる。

……だあぁあァああぁ…ッ！！
鬱陶しい…！！

少しくらい、一人にしてくれよ本当によぉ…！！

『……おそ松様、
貴方、歳いくつなんですか。』

「…1200歳。」

『…良い歳こいてる“大人”じゃないですか…。

子供じゃないんだから、
いい加減、一人で過ごして頂けませんかね。』

「…独りは嫌いだ。」

『じゃあ、せめて物理的に離れてくれませんかね。』
「嫌だ。」

『あー、もう。
……めんどくさいなぁ…。』

「…おい。
お前、今何つった？」

『ﾅﾝﾃﾞﾓﾅｲﾃﾞｽ』