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翌日。今日は土曜日、なので中高生組でお出かけしようという話になった。丁度私のバイトも休みなのだ。久しぶりのお出かけに内心ずっとワクワクしていた。

『とは言ってもどこに行くの??』

私の率直な疑問に学生組のみんなは顔を3種3様に変える。
え、まさか決まってなかったんですか???

「どうでもいい……。監督が着いてこないとか無理。俺は寮に残る。」

「だ、ダメだよ真澄くん!!………う〜ん、山とか海はどうかな?」

相変わらずいづみちゃんラブな碓氷くんとそれを宥める咲也くん。本当に同い年とは思えないほど可愛いんですよね…。孫みがある(伝わらない)

「ゲーセン行こ〜ぜ。」

『前も言ったよね???』

安定のゲーマーな万里君に私がツッコミを入れる。


「あ、じゃあ遊園地とかどうですかっ?」

『遊園地、?』

「はい!この間夏組で海賊をテーマにしたテーマパークにいったんです!すごく楽しかったのでどうかな………ってボクの意見なんて言い訳ないですよね!すみませんすみませんあ〜ボクは……。」


何故か卑屈モードになって何がぶつぶつと言っているのは向坂君。………遊園地かぁ。

『うん、楽しそう!!』


「ま、まぁ。悪くないんじゃないか?」

「ま、オレはなんでもいいんだけどね。じゃあ、遊園地でけってーい。」


天馬君も瑠璃川君にも了解してもらえた。そして、なにやら奥の方で兵頭君がチラシを見て目を輝かせている。

『兵頭君、何を見てるの??』

「あっ。こ、これは……なんでも……ねぇよ。」


慌ててチラシを引っ込めたが見えてしまった。【遊園地限定スイーツ】甘いもの好きなのかな。それと、この遊園地に行くんだからこのスイーツも食べに行こうかな。

『ふふっ、兵頭君。これ、食べに行こうか!』

「…………ッス。」


嬉しそう、可愛い。

「な、なんか甘い雰囲気っすよ!怪しいっす!!」

七尾君がそんなことを言っていた。いや、別にスイーツ食べようって話だけなんだけど。あ、ある意味甘い話だよね、味覚的に。


そんな話をしている間、万里君と天馬君は少しは不満そうな顔でこちらを見ていた。

*番外編・万里生誕祭*→←*11ページ目*



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作者名:梅おかか | 作成日時:2017年8月24日 22時

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