94話 ページ45
アキ「家族を殺したやつも、バディを殺したやつも、まだ生きてる。
なのに、なんでやめれるんですか？」
A「私もです。やめませんよ。」
黒瀬「え〜、Aちゃんやったら嫁にもらおうかと思うてやんやけどな〜、残念。」
A「は…？嫁？」
天童「あんた、冗談はおいとき。
今日は遅いので、明日また書類とか持ってきます。」
黒瀬「京都の先輩の言う通りですね。
特異課にはまともなやつはい〜ひんから気をつけろ。ってね。
もうちょっと自分を客観的に見たほうがいいですよ。」
翌日、私とアキくんは新しい悪魔と契約に。
私、すでに3人と契約してるんだけどなぁ…
黒瀬「悪魔と契約するってことは、むごい内容になるかもしれんけど、俺たち、アキくんとAちゃんをいじめたいわけやありませんからね。」
天童「君たちは仕事に復帰したらライオンの檻に飛び込むんです。
身を守る武器も必要やろ？」
黒瀬「ここには、公安が生け取りにした悪魔がぶちこまれています。
ここで武器見つけましょ。
…それとAちゃん怖いん？
ずっとくっついてくるけど。」
A「こ、こ、こ、怖くなんてないですよ〜！」
黒瀬「めっちゃ怖がってますやん。
そんなんで今までよぉやってきましたね。」
A「うっ……それは…お姉ちゃんがいたから…、その……」
黒瀬「なるほど。ちなみに、彼女になったら僕がなぐさめてあげますけど、どうです？」
天童「またそういう話ばっか。」
A「ﾎﾞｿｯ以外とチャラい…あー、彼女は大丈夫です！んーっと、えー、す、好きな人いるんで！」
黒瀬「え、誰ですか？」
A「うっ………う〜ん、まあ、秘密です！」
黒瀬「アキくんやったりしてw」
A「そそそそそそ……ないですね。」
黒瀬「あるやろ。」
絶対埒が開かないと思ったので。
A「はぁ…もうこの話やめません？」
こう言った。
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年7月8日 9時
