88話 ページ39
連絡が入り、マキマちゃんのところに行くことになった。
今日、帰ってくるそうだ。
マキマちゃんから聞いた。
１課、2課、３課、4課が銃撃にあい、人数がすくなっくなったため、
マキマちゃんの指揮のもと、合併するそうだ。
ｺﾝｺﾝｯ
A「失礼しま〜す」
デンジ「よぉ！」
パワー「おぉ、久しぶりじゃな！」
A「デンジくん…！！
ほんと生きててよかったぁ……あ…アキくん寝てる？」
デンジ「よー、久しぶり
あいつ、一応おきてるぞ。」
A「そっか。」
デンジくんは無言でりんごを食べる。
パワー「おい、うぬ！
そのりんごよこせ！食わせろ！」
デンジ「だめだ！
全部俺のだ！
敵から逃げたやつに食わせるりんごはねぇ！」
パワー「逃げたんじゃない！
お腹がすいたから帰っただけじゃ！」
デンジ「嘘つき！」
パワー「嘘つきはうぬじゃ！」
そしてやっぱり喧嘩がはじまる。
A「けんかしないでよ〜！
病室なんだし…」
アキ「4課は……4課は誰が残ってる？」
デンジ「コベニってチビと、メガネの男も生き残ったぜ。
公安辞めたんだと。
俺とパワ子はマキマさんに呼ばれてるから帰るぜ。」
パワー「見舞いの果物を食いにきただけじゃ。」
デンジ「りんご、一個だけ残しといてやるぜ。じゃあな。」
デンジくん達は去っていった。
A「アキくん…」
アキ「…………」
刀…というか、釘をとる。
アキ「カース、俺は後何年生きれる？」
カース「2年。」
そういって呪いの悪魔は消えた。
アキくんはたばこを吸おうと、ライターを取り出す。
なかなか火がつかない。
アキくんはなにかを思い出したかのようにたばこを落とす。
その落ちたたばこを拾った途端、泣き出した。
多分、お姉ちゃんのことを思い出してるんだろう。
A「アキくん…あの……」
アキくんは答えてくれない。でも、こちらをすこし見て、
アキ「お前、泣いてるぞ。」
そう言われた。
全く気づいてなかった。
A「え、私泣いてなんてな………」
でも、気づかないうちに泣いていた。
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年7月8日 9時
