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53話 ページ4
姫野「コベニちゃん！ダブルピースでじっとしてて！」
そういって階段を降りていくお姉ちゃん。
でも、やっぱり上から降りてきた。
姫野「ありゃりゃ。」
コベニ「え？え？えええええ？？」
A「こっ…コベニちゃん！大丈夫だよ！大丈夫！」
そういって、抱っこして頭を撫でる。
コベニ「Aちゃんっ……」
そういえば、私、コベニちゃんよりも身長低いんだよなぁ…
5cmほど。
姫野「アキくん、なんじゃこりゃ。」
アキ「悪魔の力、でしょうね。コベニ、A、そこに立ってろ。」
A「え…？」
そう言ってアキくんは部屋に入っていく。
でも、出てきたのは、後ろの扉から。
コベニ「え、ええええ？？」
A「え…さっき…部屋………え……」
デンジ「おい！どの部屋も窓から出れねぇ。
向いの部屋に通じてるぜ。」
アキ「やっぱりそうか。
8階から出られなくなっている。」
それから、一部屋にみんなで集まっている。
アキ「状況を確認する。悪魔の力で階段を降りても上っても8階に着く。
エレベーターはなぜか使えない。
部屋や窓からは外に出られない。
天井を登ってみたが、上もまた8階だった。」
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年7月8日 9時
