39話 ページ40
ｺﾝｺﾝｯ
姫野「失礼しま〜す！」
A「うわ………来たのかよ……」
姫野「え〜？そんなこと言わないでよ！せっかく来たんだし！」
A「別に来なくてもいい。」
姫野「アキくんとデンジくんと住むっていうから、お姉ちゃん、寂しかったんだよ？？」
A「へ〜」
姫野「ひどいな〜！デンジくんもそう思うでしょ？」
デンジ「ええ？俺すか？
別に、そういうもんじゃないんすかねぇ？」
姫野「………まあいいや。
傷、大丈夫？」
A「別に。首噛まれたのと頭切ったのだけだし。」
姫野「え、重症…」
A「もう、分かったから帰って！
はい、また明日。」
そういい、病室からお姉ちゃんを出した(半ば強制的に)
その頃のアキは、マキマさんのところに向かっていた。
身だしなみを整え、ドアをノックすると、中からどうぞ、という声が聞こえる。
アキ「失礼します。」
そして、今日あったことの報告をする。
マキマ「ご苦労様。
でも、デンジくんとパワーちゃん、Aちゃんは、知らず知らずのうちにそんな遠くまで行っちゃったんだね。」
アキ「奴らは信じがたいほどのバカですから。
それに、Aは、デンジとパワーが強引に連れていったんだと思います。」
マキマ「巡回エリア内からの逸脱は違反行為だけど。」
アキ「今回は死者も出ませんでしたし、結果として悪魔2体の駆除もできましたし、不問にしてよろしいかと。」
マキマ「分かりました。」
アキ「では、失礼します。」
そしてアキが出ていこうとした時に、マキマが声をかけた。
マキマ「早川くんも少し頭が柔らかくなった。
デンジくんと一緒に住んでる影響かな。」
アキ「まさか。なにも変わってないですよ、俺は。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき | 作成日時：2023年5月30日 22時
