24話 ページ25
デンジ「ジュース飲めるなんてよぉ、俺にとっちゃ夢みたいだぜ。
だけど、このままヘマ続けたら、ジュース飲めなくなるどころの話じゃねえぞ。
だからって嘘つき女と協力なんてできないけどな。」
パワー「わしが仲良くできるのは、Aと猫だけじゃ。
人間は嫌いじゃ。Aを除いては。
人間がわしになにかしたからではない。
悪魔の本能みたいなもんで嫌いなんじゃ。
そして、悪魔も嫌いじゃ。
悪魔がわしの飼っていたにゃーこを連れ去ったからな。
にゃーこをとりもどす前にわしはマキマに捕まってしまった。
もう、殺されてるかもしれんが、諦めきれん。
わしは悪魔からにゃーこを取り戻せるなら、人間の味方でもなんでもしてやる。
猫ごときには…と、お前には分からん感情じゃろうがな。」
デンジ「猫?くっだらねぇなぁ。」
A「猫…か。なつかしいな。
私が飼ってた猫もね、悪魔に連れ去られたんだ。
デビルハンターになって、その悪魔を殺しにいったんだけど、先に猫の方が悪魔に殺されちゃったんだよね……
……だから、私は手伝うよ?」
パワー「うぬもそうじゃったのか…………ありがとう」
A「ううん。困った時はお互い様だよ。」
デンジ「俺は胸もめるっつぅならなんでもできるけどよぉ。」
パワー「やはり、デンジとは分かり合えぬのう。」
デンジ「あー、でも犬だったらまだわかるかもよぉ。」
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作者名:ゆき | 作成日時:2023年5月30日 22時