11話 ページ12
アキくんはタバコを吸い始める。
そして冷酷に一言言い放った。
アキ「お前、仕事やめろ。
明日も来たらまたボコるからな。」
デンジ「なんでだよ…」
アキ「俺の優しさが伝わらないかなぁ？
軽い気持ちで仕事するやつは死ぬぜ。
俺の同僚も給料だけ見てデビルハンターなったやつは全員悪魔に殺されたよ。
生きてるのはみんな根っこに信念がある奴だけだ。」
A「………」
そう、私の同僚(…とは言ってもみんな成人した人たちだったけど)は、
みんな悪魔に殺された。
アキ「お前、マキマさんとA目当てだろ？」
デンジ「……ピンポーン。」
アキ「じゃあ、殴って正解だったな。」
こればかりはアキくんの言う通りかもしれない。
そしてアキくんはタバコをデンジくんの上に捨て、唾を吐いて言った。
アキ「マキマさんには俺が言っといてやるよ。
お前が悪魔にビビって逃げたってな。」
A「ねぇ、アキくん。
確かに軽い気持ちでデビルハンターするデンジくんもデンジくんだけど、なにも辞めさせることはないんじゃないかな…って思うんだけど。」
アキ「あいつにはこれくらいがちょうどいいって。
大丈夫。Aは心配しなくてもいい。」
A「う………うん。」
正直納得いかなかった。
アキくんは2本目のタバコを吸い始めようとしていた。
するとその時、デンジくんが後ろから走ってきて、アキくんの大事なとこを蹴った。
A「え？！？！ちょ、デンジくん……えっと…？？？？」
あまりの出来事で混乱してしまった。
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年5月30日 22時
