いつもの彼【摂津万里】 (ページ12)

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クリスマスページ12

今日はクリスマス！

…でも、彼氏がいない私にとってはすごく楽しみってわけでもなく、バイトをいれることにした。

『今日は月曜だし、万里君…来ないよね』

…サンタさん、お願いです。
私たくさん頑張っていい子にしてたから…

彼を…万里君をここに連れて来てください…。

『…なーんてね。来るわけないか』

ｶﾗﾝｺﾛﾝ_

『…えっ』

万里｢おいおい、客が来たのにあいさつもできねぇのかー？｣

『ば、んり君…？なんで…！？』

万里｢んだよ、来ちゃ悪ぃの？｣

『ぜ、全然！！ご注文は…？』

万里｢いつもの。んで…ケーキ2つ｣

『…2つも食べるんだ』

万里｢男子高校生の胃袋なめんな｣

『ふふ、少々お待ちください』

『お待たせしました』

万里｢さんきゅ。｣

『では、ごゆっくり…』

万里｢A、隣りこいよ。どうせ暇だろ？｣

『え？ま、まぁお客さんいないし…でも』

万里｢いーから座れ。んで、食え｣

『え？でもこれ万里君のじゃ…』

万里｢さっきからえ？ばっかだな。とりあえず食え！｣

『んぐっ！？』

え、え…えぇ！？こ、これって…あーんってやつ！？

万里｢…うめぇか？｣

『お、おいひぃ…れす。』

万里｢それ、俺からのクリスマスプレゼントな｣

『えっ…！！いいの？』

万里｢いいのって、もう食ってんじゃん笑｣

『あっ…』

万里｢いつも頑張ってっから、プレゼントしてやってもいいかなーって思ってな｣

『…ありがとう。』

万里｢んーん、こちらこそ｣

…サンタさん、素敵なプレゼントをありがとう。
私もっともっといい子になるね…！！