監督の妹【A3!】 (ページ3)

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姉からの電話② ページ3

「だ、駄目かな､､､？Aには家事全般をやって欲しいんだけど､､､」

その言葉だけで、姉の困った顔が頭に浮かぶ

「いや、唐突すぎて、でも何で急に？」

「劇団員に家事とかやらせちゃうのあんまり良くないかなって」

そして姉は続ける

「家事をやってくれるのは有難いんだけど、やっぱり稽古とか自主練とかに時間を使った方が本人達のためになるかと思って､､､」

監督としての姉を初めて見た気がする

普段は明るくてたまに抜けてて可愛い姉だが、さっきの言葉だけで、劇団員の事を良く思っているのが凄く伝わった

「そういう事ならやってもいいよ」

「ほんと！？ありがとう！！A大好き！」

「どういたしまして」

今度は喜んでる姿が頭に浮かんだ

心の中で「ふふっ」と笑っていると

「そうなると住み込みになるけど大丈夫？」

「うん、平気」

「じゃあ週末に迎えいくから、荷物まとめておいてね」

「分かった」

「じゃあ週末ね、バイバイ」

「じゃあね」

姉との電話を終え、早速荷物を纏めるため自室へ向かった