忘れかけてた夢【A3!】 (ページ3)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:2,068 hit

2 ページ3

Aサイド
私は、アルバイト感覚でGOD座のお手伝いをしていた
まっ、お手伝いだからお金は貰えないけど、練習風景を見学することが出来るからお手伝いを止められなかった
本当は兄と関わりたくないけど、演劇の事をもっと知る事が出来る為兄と関わりを持っていた
そんなある日、私は聞いてしまった
たまたま舞台袖に来ていた時に、兄の話し声が聞こえた
「MANKAIカンパニーに潜り込め」
その言葉を聞き、私は兄に絶望した
なんて卑怯な事をするんだと、そんなに自分の劇団が1番でいたいのかと
ちらりとカーテンから覗いて見たら、兄と話していたのは
私と同じ高校に通っていて、クラスも同じで、私の好きな人
七尾太一くんだった
なんで、太一くんがスパイなんかに
阻止しなければ
そんな時
「おい、そんなとこで何してるんだ？」
と、いつもはこんな時間に舞台袖に来ることの無いGOD座のトップで役者の高遠丞さんに声を掛けられた
「いや、なんでもないです、少し舞台の上ってどんな場所なんだろうと思ってただけです」
と伝え私はその場から離れた
そんな所を見られていたなんて知るよしもなかった