ランプの魔法はいかが？【４】

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『……まず、お前の名前は?』


ジャック「ジャック・ハウルです」


『ジャック……いい名だな

そんでなんで俺に勝負を?』


ジャック「学園で一目見たときから、アンタに勝負を挑みたいと思ったんです
さっきの練習での走ってる姿を見てますます挑んでみたいと思いました、お願いします!」


『……おぉ』



目の前で頭まで下げられた

別にそこまでしなくとも勝負くらいいつでも受けて立つと言いたいところだけど、今言ったらなんとなく雰囲気壊しそうだからやめとこう



『分かった、時間もあるし受けて立つ


勝負内容はお前が決めろ、それにお前が勝った暁には部長の座も譲ってやる』



デュース「え……!?」


ジャック「おい待……待ってください!部長ってそこまで…」


『強い奴が上に立つのは当然だろ

例えいくらそっちが有利でも俺は負けねぇ、全力でかかってきな。返り討ちにしてやっから』


ジャック「!!ウッス!」








〜ジャックside〜



初めてA先輩を見たのが入学した次の日の事だった


あの日、異世界から来たって奴と新入生がシャンデリアを壊したと言う騒ぎが起き野次馬やら写真を取りに来たやつでごった返していて騒がしくなった食堂


あまりにもうるさすぎて俺は適当にパンを買って静かな所で食べようと廊下を歩いていた時だ



後ろから、いや地面を跳んで窓の方からA先輩がすごい速さで突っ込んで来た



"ジャック「っ……!?」"


"『ワリぃ、今急いでる!!』"



そのままあっという間に長い廊下を走り去って行った



目にも止まらぬ速さで走り去って行った廊下見つめしばらく俺はその場から動けずにいて、やっと発せた言葉は「速い」それだけだった
それと同時にアンタに勝負を挑みたいと、勝ちたいと強く思いすぐ様陸上部への入部手続きをした



いざ勝負を挑んだ時も堂々と余裕そうな態度で勝負を受け入れてくれて、こんな簡単にいいのか?とも思ったが今は勝負の方に集中しよう




アンタに絶対勝ってやる……!!





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