ランプの魔法はいかが？【４】

「荒野の反逆者」 ページ11

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『…………』


カリム「A、最近ぼーっとしてどうしたんだ?やっぱり具合悪いのか!?」


『!違う違う、悪くないから』


ジャミル「だがカリムの言うとおり最近変だぞ、まさかオンボロ寮の監督生絡みの事か?」


『…………嗚呼、最近どうも気になっちまって』



背負い投げした責任どうしようか……怪我はしてないはずだが、一方的に悪い事をしてしまった。今日はサンドイッチが入ったバケット置いてすぐに出てきたからグリムとユウには会わなかった

それに、アイツが何かを知ってる事は確実だ。それが危険な事かどうか、なんとかして聞き出さないと……



ジャミル「………お前の事だから余計に考えてるんだろう、放っておいても死にはしないんだから気にするな」


『まぁそうなんだろうが、……そうだな。ジャミルの言うとおり考えるのを控えておくよ』


ジャミル「そうしとけ、そろそろマジカルシフト大会も近いから練習したりと忙しくなる。…………それにお前が他人の事を考えてる所を見たくないしな((ﾎﾞｿｯ」



カリム「おぉそういやもう大会か!今年はスカラビアが優勝できるようみんなで力いっぱい頑張ろうぜ!!」


『嗚呼、それとカリムは今日は寮長会議があるから忘れるなよ?』


カリム「おう!!」



俺達は別れそれぞれの部活に続く道を行った








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今日は新入生が陸上部に入部して本格的に練習する日だから、前部長から部長を任されたからにはしっかりしないと

既に新入部員達が集まっている、後ろでは同じ2年の他の奴らに早く前に出ろとどやされてるからとりあえず去年の部長がやった事をやっておこう。俺もあのテンションの高さには入学当日よく助かっていたから参考にしてみるか



『えー……陸上部に入部してくれた事誠に感謝する、長い話は得意ではないしお前達も嫌だろう。なのでとりあえず自己紹介だけしておく

俺は部長を任されている2年A・アルバート、何か分からなかったら俺に聞いてくれ』



……………………



静か……これはおそらく掴みが悪かったな



「おいおい面白い事の一言くらい言えー!」

「空気が寒いぞー!温もっとかくしろ!!ww」

「それでも部長かー!!」


お前ら影からヤジを飛ばすな!そもそも知らない奴と話すのは苦手なんだよ、気まずいのはもう懲り懲りなんだよ!!



『まぁ、なんだ……後ろの奴ら()は無視して早速練習に移りたいと思う

まずは外周をするぞ!駆け足で動け!』



「「「は、はい!!」」」




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