ランプの魔法はいかが？【2】

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『ハハハ……離せよ』


フロイド「アハ♡離すわけねぇじゃん」



半年が経って珊瑚の海の浜辺を離れ次の国に行く

それを3人に話せばフロイドに完全ホールドされてしまった、少し離れて言えばよかったと少し後悔してる


てか何度目だこの流れ()



フロイド「ぜってぇやだ!!」


『離せって!服破けるだろ!!;』



ジェイド「そ、そんな……僕達より服を優先するんですか……!?」


『おいその言い方だと俺がただのクソ野郎みたいじゃねぇか』



指摘すれば一瞬で演技を止めてまた微笑むジェイド、だがコイツもどさくさに紛れて俺のバックを引っ張ってんだよ



ジェイド「Aさんが番になってくれたら離します」


『何でだよ、もっと番は慎重に選べよ』


フロイド「シャチくんといると面白いんだもん♪」



そろそろ服がみちみち言ってきた、こういう時は……!



『じゃあ……何かやるから、それでいいか……!?』


フロイド「物よりシャチくんがいい……」



もう俺の脳にそんな事聞いてる余裕はない、ジェイドの手にうまく捕まらないようバックを漁って初日に買ったあのイヤリングを見つける


『お前ら耳に穴あいてるか……!?』


ジェイド「一応あいてますけど、何か?」



『ほらこれ!やるから一回離せ!』


イヤリングを見せればそっちに興味が行ったのか揃って手を離した、いやチョロ()



フロイド「わあめっちゃキラキラしてる!何これ?」


ジェイド「良いデザインですね」


『幸運を呼ぶお守りらしい、ほら海っていろいろ危険だろ?つけといたら運が良くなると思う』


ジェイド「これは人間で言う婚約指輪の代わりと見ていいですね」ﾆｺｯ


フロイド「やったぁ!」



違うわ←

イヤリングは二人で分け合ってつけるようだ

めっちゃ似合ってるしはしゃいでる姿はとにかく可愛かった()


ﾊﾞｼｬﾝｯ

アズール「Aさん!!」


フロイド「アズール遅い〜」



アズール「……ほ、本当に行くんですね」


『まぁな』


アズール「また会えますよね……?」



『そりゃ会えるさ、世界は広いけど世間は狭いからな』




アズール「っじゃあ!

次会うときまで、あなたに見合う男になってみせます!!」


アズール「それまで、それまで待っててください!」



『!……待ってるよ』


アズール「!はい!」



アズールは痩せたら愛らしいから色男になることは間違いないからな……真正面から言われるのはちょっと恥ずかしいけど()




俺はそのまま珊瑚の海を後にした




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