「毒味」 ページ36
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『この3つの料理の中に一つだけ神経毒が入っている、死にはしないが毒には変わらない。
口に含んでヤバいと感じたら吐き出すんだ、いいな?』
カリム「分かった!」
よぉーし!と意気込むカリムを横目で見守る
何故こんな事をしているかというとそろそろカリムに簡単な毒の体制をつけさせないと駄目だからだ
できればパッと見ただけで毒入りかどうか分かれば上出来だけど始めたばかりだし徐々に慣れさせればいいだろう
カリム「んっ……少し舌がピリッとした」
『それが毒だ、ほらぺってしろ』
カリム「毒って変な味だよな、スパイスとは別で」
『神経毒はさっきみたいに舌が麻痺したりピリッとした感覚があるからな、今度は数を増やしてやってみようか』
カリム「よし!次も頑張るぞ!!」
こう意気込んでるカリムだが、若干身体が震えてる。仮にも毒を口に入れるんだ、たしかに怖いだろう
時折に休憩をはさみながら背中を擦ってやる
『……カリム、少し休もう』
カリム「えっ?」
『顔色悪いぞ、怖いならそうと言え』
カリム「っ……バレてたか、ハハハ……Aにはかなわねぇや」
今日はもう何種類も毒を口に含んだからカリムの体力的にももう駄目かもしれないから次は毒についての勉強の方へと移行した
『前にも行った通り毒と言っても色んな種類がある
神経毒、血液毒、細胞毒、人工毒……その他もろもろ、あとは苦痛ではなく快楽を与える毒とかもある』
カリム「でも毒だろ?痛くない毒とかあるのか……??」
『痛くないというより、脳に直接作用する系のやつだ
例えば麻 薬とか、そういうのもあり得る』
カリム「……!」
最近はそういった毒を少しづつ摂取させて廃人にさせる手口が多くなってきた、今の内に教えとかないと取り返しのつかないことになる
カリムを見れば怖がってるのは分かるが止めようとはしない、そういう努力好きなところもカリムの良いところだ
『今日はここまで、おつかれさん』
カリム「っはーー……やっぱ覚える事が多いな;」
『俺も覚えんのに苦労したしな』
カリムと一緒に絨毯の上にゴロンと横になって休む
毒ってのは何でこんなにも面倒くさいんだろうか………殴れたら殴ってやりてぇ←
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maiyui - 初めまして、この小説を読んでいたらすごく自分と正反対で"自分って無能だな"と思いました！作者さんこれからもたくさん書いてください！待ってます (2021年7月19日 21時) (
レス) id: 243c2e39e6 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 初コメ失礼します！面白すぎて一瞬で読んでしまいました笑更新頑張ってください！応援しています！！ (2021年7月19日 1時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
倒したを倒した - 夢主は受けですか？?受けですよね？?(攻めでも良い派) (2021年7月16日 22時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - すみません、茨の谷のお話なのですが、男主くんが１つ目のお話で名乗っているのに４つ目のお話でも名乗って、リリアさんが同じ反応をしてしまっています......。お話いつも楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください、応援してます。 (2021年7月12日 23時) (レス) id: 2995464ce6 (このIDを非表示/違反報告)
クレイ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2021年7月5日 6時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タグッチ | 作成日時：2021年6月25日 23時
