「嘆きの島」 ページ16
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輝石の国を出てから次に向かったのは港の船だ
国を出る前にヴィルさんにブーケをプレゼントしたけど、多分花束はファンから沢山から貰ってるだろうけど……お気に召してくれたらいいと思う
で、話を戻すと俺が次に向かうのは「嘆きの上品」という陸から少し離れた島だ
船から降りれば少し暗いというか、独特な雰囲気が漂っていて新鮮だった
でも見た感じ他の国みたいにちゃんと栄えているみたいだし
『にしても……この辺りは静かだな』
街を歩けば広場の様な場所にたどり着いた、広いせいかより静かに感じる
でも普通に街には人が沢山歩いてるし、おそらくこの島の人は騒ぐのは好きじゃないらしい
『……あれは』
??「か、返して!……くださいっ」
子供1「はぁ?何聞こえねぇよ!」
子供2「つーか何だこのゲーム!古くせぇ、お前こんなのやってんのかよwww」
??「っ……そ、そのゲームは……名作で、とにかく返して……!」
子供3「必死かよw!こんなもん___!」
『おい止めろ』
「「「!!!」」」
ゲームを地面に叩きつけられる前にゲーム機を取り上げれば驚いた顔をする、何だそんなにびっくりしたのか?
『……これ、イジメってやつか?
男が多数で一人に寄ってかかってイジメるのはカッコ悪りぃぞ』
子供1「お、お前には関係ないだろ……!?あっち行け!」
そーだそーだ!とまた騒ぎ出すガキ達、こりゃ少し圧かけねぇと駄目だな
『一度しか言わねぇからよく聞け、次俺の前に出てきたら殴るぞ
いいか?』
子供2「何言ってドガッ!!!……へ?」
??「!!!」
地面に小さいクレーターができるくらいの力で殴れば、さっきの威勢は何処に行ったのやら足が子鹿のように震え始めた
『二度は言わん、……とっとと消えな!』
「「「う、うわあぁぁぁぁ!!ごめんなさーーい!!!」」」
男がそんな鼻水と涙ダラダラで転びながら逃げるなみっともない
『ったく……お前、立てそうか?ほら』
??「ぅ、うん……」
手を貸してやればおどおどしつつも手を握り、俺はそれを引っ張って立たせる
『……とりあえず名前教えてくれるか?流石に初対面にお前呼ばわりはしたくない』
イデア「……イデア、シュラウド……と言います……?」
『イデアはいくつだ?』
イデア「12、歳……です」
『俺より年上じゃねぇか()』
イデア「ぇ……そ、そうなの……??(混乱)」
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maiyui - 初めまして、この小説を読んでいたらすごく自分と正反対で"自分って無能だな"と思いました!作者さんこれからもたくさん書いてください!待ってます (2021年7月19日 21時) (レス) id: 243c2e39e6 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 初コメ失礼します!面白すぎて一瞬で読んでしまいました笑更新頑張ってください!応援しています!! (2021年7月19日 1時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
倒したを倒した - 夢主は受けですか??受けですよね??(攻めでも良い派) (2021年7月16日 22時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - すみません、茨の谷のお話なのですが、男主くんが1つ目のお話で名乗っているのに4つ目のお話でも名乗って、リリアさんが同じ反応をしてしまっています......。お話いつも楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください、応援してます。 (2021年7月12日 23時) (レス) id: 2995464ce6 (このIDを非表示/違反報告)
クレイ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2021年7月5日 6時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タグッチ | 作成日時:2021年6月25日 23時