○ ページ15
＿＿ヴィルside＿＿
ヴィル「アタシ、たしかに主人公になりたいけど、この主人公に見合う歳じゃないもの
それに……一番に主役のアタシを知り合いに見てほしいの
だから、まだいいわ」
「!!」
たしかにヒットするのは嬉しい、でもアタシは自分の美しさで舞台に立っていたい、けどなにより歳がまだ足りない
そう簡単に誰かに
ヴィル「アタシが主人公に見合う時まで待つ事にしたの、だから……」
「……そうか、ヴィルの意見を否定するつもりはないよ」
ダッドは優しく微笑みながらきっとうまくいくよと言いアタシの頭を撫でてくれた
・
＿一週間後＿
『あっ、ヴィルさん』
ヴィル「!」
丁度街の屋外での撮影で次のシーンの撮影を待っている時、偶然花を抱えたAに出会った
『見た感じ……もしかして撮影ですか?お疲れ様です』
ヴィル「えぇありがとう」
小説の事を話そうか迷ったが、ここは一つ内緒にしていつかアタシが主役になった時に驚かそうと思った
『あっそうだ、さっきそこの花屋で貰った花でカゴにアレンジしてみたんです、庶民的かもしれませんが
ヴィルさんに渡そうと思って』
ヴィル「アタシに?」
どうぞとそっと渡されたのは紫の薔薇を中心にカゴの中に彩られたブーケ
そして横には小さいひまわりが添えられていて綺麗ながらもどことなく可愛らしいブーケだった
『紫色って昔王族の高貴な人しか身に着けられなかったらしくて、ヴィルさんにピッタリかなと
一人のファンからの贈り物です』
本当はマネージャーを通して、と言いたいところだけど……これくらいまぁいいわ、それよりも
ヴィル「……よく分かってるじゃない、それに
いい覚悟だわ」
このアタシに告白するなんて
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
紫色のバラの花言葉
「気品」「上品」「誇り」
ひまわりの花言葉
「私はあなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」
らしいですよ(^^)by作者より
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maiyui - 初めまして、この小説を読んでいたらすごく自分と正反対で"自分って無能だな"と思いました！作者さんこれからもたくさん書いてください！待ってます (2021年7月19日 21時) (
レス) id: 243c2e39e6 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 初コメ失礼します！面白すぎて一瞬で読んでしまいました笑更新頑張ってください！応援しています！！ (2021年7月19日 1時) (レス) id: 54373bcd9b (このIDを非表示/違反報告)
倒したを倒した - 夢主は受けですか？?受けですよね？?(攻めでも良い派) (2021年7月16日 22時) (レス) id: b75236f17d (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - すみません、茨の谷のお話なのですが、男主くんが１つ目のお話で名乗っているのに４つ目のお話でも名乗って、リリアさんが同じ反応をしてしまっています......。お話いつも楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください、応援してます。 (2021年7月12日 23時) (レス) id: 2995464ce6 (このIDを非表示/違反報告)
クレイ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2021年7月5日 6時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タグッチ | 作成日時：2021年6月25日 23時
