噴水に沈む月

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『ザフラでは、Kingは太陽 Queenは月といいマス』


私がそういうと、どこかで足音が聞こえた気がした

足音の方を見ると、誰もいなかったため
その時は、さほど気にしていなかった


紬「太陽と、月…ですか？」

『はい、Kingはいつも明るい、みんなを見てる
守って、あたためマス

Queenは、Kingの光もらって、光りマス
夜は月が、明るくします

太陽と月は、いつも一緒です』

紬「なるほど、素敵ですね！

でも、なんでキングとクイーンの話を？
もしかして、クイーンがAさんの夢ですか？」

『いいえ、違います…でも

KingとQueen…太陽と月みたいにアコガレです
お母さんとお父さん、HusbandとWife』

紬「あぁ、理想の夫婦像ってことか！

素敵な夢ですね！」

『ありがとうデス

(でもきっと、その夢は叶わないんだろうなぁ)』

紬「ん？今のは…ザフラ語ですか？」

『えっと、はい』

紬「なんて言ったか、聞いてもいいですか？」

『ヒミツ、です』


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