No.46 ページ46
まだ真新しいサポートアイテムを見つめながら考える。
なんで拳銃が家にあったんだろう。
なんで私は養護施設に入ることになったんだろう。
お母さんはなんであの日から変わったんだろう。
お父さんは何をしていたんだろう。
『…………。』
相澤「茅原、……大丈夫か？やめとこうか？」
『えっ、いや、大丈夫ですっ。』
相澤「………。」
『………拳銃』
開いた場所から拳銃が出てくる。
マイク「サポートアイテム付けてもらえてよかったな」
マイク先生がそう言って笑い、ほかの先生方も頷く。
あぁ、ちゃんと、私を心配してくれてた人はいたんだ。
『…これで大丈夫ですか？』
相澤「あぁ、ありがとう、…校長。」
相澤先生が校長に手渡す。
根津「実にリアルに出してくれたね。茅原くん。……やはり、普通の拳銃と違い、弾を入れる場所の形が違うね、、警察から入手した資料の銃弾がピッタリとハマりそうな、、どうして中身まで想像できたんだい？」
『…家に、何個かあって、パーツと一緒に、、子供だったので、プラモデルか何かだと思ったんだと思います。』
根津「そうか、、茅原くん、こんな遅い時間にありがとうね！これは警察に提供してもいいかな？」
『あっ、それは良いんですけど、私の個性がどのくらい長い時間続くのかは、分からないです。そんなに長い時間キープし続けた事ないので、、最高で半日です、その後は、いつも自分で解除しています。』
根津「うん、わかった、ありがとう。今すぐに警察に行ってくるよ。」
校長がそう言い残して、早々とリビングから外に出て行った。
……私の元両親が、犯罪者？
…犯罪者の血が流れてるの？
それひ、毒性の反応も出てて、みんなを傷付けようとした。
私……ｷﾓﾁﾜﾙｲ…ｻｧｰｰｰｰｰ
『ﾝｯ…』
咄嗟に、学生寮と同じ間取りの教師寮の共用のトイレに駆け込んだ。
相澤「茅原！！！」
Aside
ｷﾓﾁﾜﾙｲ、、ｷﾓﾁﾜﾙｲｷﾓﾁﾜﾙｲｷﾓﾁﾜﾙｲ。
『んっ、ｹﾞﾎｯ、ｫｴｯ、、ｹﾞﾎｯ…、…ﾝｯ…、』
便器の中に胃の中の物が吐き出されていく。
苦しくて涙も溢れてくる。
『ｳｳｯ、ﾋｯｸ…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ、ｺﾞﾒｯ…ﾅｻｲｯ、ｸﾞｽｯ…ﾋｯｸ……』
ｺﾝｺﾝｯ
「入るわよ？」
鍵をかけていないドアが開いた。
『ミッド、、ナイトせんせっ…ｸﾞｽｯ』
ミッドナイト「………茅原さんは、何も気にしなくていいのよ？」
『でもっ、犯罪者の、、血がっ…私にも、、！』
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まり - 面白いです！続きが気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2021年10月30日 19時) (
レス) @page49 id: b84319601f (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - 一気読みしました！！凄い面白いです！いつか茅原ちゃんが自分の個性をちょっとでも好きになってほしいですね！続き待ってます！ (2021年10月10日 22時) (レス) @page48 id: 71ae120a1a (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 続き気になる……… (2021年9月10日 20時) (レス) id: 74db5d0728 (このIDを非表示/違反報告)
柚李（ﾕｽﾞｲ）(プロフ) - 彩さん» はじめまして！コメント嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年9月10日 20時) (レス) id: 12fef889be (このIDを非表示/違反報告)
彩 - はじめまして!今回作品読ませて頂きました!とっても面白くて更新が待ち遠しいです!頑張って下さい!応援してます! (2021年9月10日 19時) (レス) id: b21ab144c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星城 ゆずか | 作成日時：2021年9月4日 23時
