No.3 今年の入学生 ページ3
相澤side
はぁ……今年もうるさくて生意気なのが入ってきそうだ。
・マイク以外の教員全員で受験の仮想ヴィラン戦を見ている。
今年は対ロボット戦だ。
ロボットを前にして動かないの子がチラッと映った。少女1人。
毎年恐怖で動けなくなる子がいる。一緒だと思った。
だが、少女は動きだした。
相澤「どこに行くんだ……？」
その少女は走って物陰に隠れるようにしてしゃがんだ。
教員達は逃げたか？などとザワっとなった。
だが、次に見た光景は
ｶﾞﾀｯ
何名かのプロヒーローをしている教員たちが立ち上がった。
それもそうだ。自分の体にわざとカッターナイフを取りだし傷を付け始めた。その傷から血液が流れ、サバイバルナイフの様な形に変形した赤色の物が2つ出てきた。少女はナイフを手にした瞬間よろめいたが、走り出し、軽やかにロボットに登り、配線や接合部を切りロボットを停止させていった。
会議室は沈黙となった。
その場では誰も触れなかったが、その後の会議で……
根津｢今年からはオールマイトも雄英の教員として働くから皆よろしくねぇ！｣
根津校長が無言の場を切り開いた。
オールマイト「校長！？私の事より、あの少女の個性は！？！？」
根津「今年は個性的な子が沢山いるように見えたけど、(毎年言っている。)気になった子がひとりいる！」
マイク「それを聞いてるんですよ！！！！」
ミッドナイト「想像などで武器を作り出す個性はありますが！」
相澤「このような個性はあまり見られないものかと。」
教員たちが一斉にに同じような事を言った。
根津「んーー。この少女の名前は茅原Aさん。個性は……自傷。私も願書を見た時に驚いたさ。今までに関わったことの無い個性だったからね。でも、さっきみんなに見せた映像を見て私は確信した。言葉のままの意味だとね。」
教員達は驚きとも取れる表情をしていた。
根津「あと、この子は相澤君に受け持ってもらいます。」
相澤「はい？」
根津「何かあった時のためにね、相澤くんの抹梢があった方が良いと私は考えた。イレギュラーな事だからね。ほかの先生方も、サポートをしてあげて下さいね。資料を見るだけでも、それだけの困難を乗り越えてきている。」
珍しく校長が真面目な表情をした。
相澤「はい。わかりました。」
根津「あと、この子の個性については、口外しないように。普段の生活では無個性として生活しているらしい。」
……まじか。
全員「｢了解です。｣｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 318人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まり - 面白いです！続きが気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2021年10月30日 19時) (
レス) @page49 id: b84319601f (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - 一気読みしました！！凄い面白いです！いつか茅原ちゃんが自分の個性をちょっとでも好きになってほしいですね！続き待ってます！ (2021年10月10日 22時) (レス) @page48 id: 71ae120a1a (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 続き気になる……… (2021年9月10日 20時) (レス) id: 74db5d0728 (このIDを非表示/違反報告)
柚李（ﾕｽﾞｲ）(プロフ) - 彩さん» はじめまして！コメント嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年9月10日 20時) (レス) id: 12fef889be (このIDを非表示/違反報告)
彩 - はじめまして!今回作品読ませて頂きました!とっても面白くて更新が待ち遠しいです!頑張って下さい!応援してます! (2021年9月10日 19時) (レス) id: b21ab144c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星城 ゆずか | 作成日時：2021年9月4日 23時
