平 野 屋 2 ページ5
.
「A〜、きたで」
_______がちゃん
ドアが開く音
_______がちゃんっ
ドアが閉まる音
そして、私の足音
『しょう…！』
「んん？そんな顔して」
“そんな俺に会いたかったん？”
『…そんなこと知っとるくせに』
『今日は優しい平野いうたやん』
「…ぶはっ！」
「ごめんなぁ」
“ほら、おいで”
そーやって手を広げてくる
手をパチパチ叩いて
子供扱いされてんじゃないのかってくらい
満面の笑みで。
そーやって、
紫耀はいっつも余裕があるんや。
私だけが余裕なくて
いま、一緒にいるだけでも胸が熱くなる。
燃えるよってくらい。
“A〜？”
なんて名前呼ばれても、
紫耀のところなんか行かないし。
ムスッと口を膨らませて
紫耀を睨んでみる。
「…しょうがないな‐」
突然腕を掴まれて
気づいたら紫耀の胸のなか
『…やめてよ』
なんて、言ってみるけど
実際は嬉しい。
そんなこと、紫耀にはお見通しだったみたいで。
「嬉しいくせに〜」
“あ‐ 。Aってあったかいんやね”
。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 690人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごりらん(プロフ) - あらきつきさん» おけっ (2017年9月16日 11時) (
レス) id: 95358cfd7c (このIDを非表示/違反報告)
あらきつき - 日本語よろしくて。 (2017年7月23日 17時) (レス) id: c1af66a0d3 (このIDを非表示/違反報告)
ごりらん - かりんさん» そうですね！お互いに隠してきた気持ちをやっと伝えられました。そして、廉くんが登場しました！主人公とどんな関係なのでしょうかね！二人がうまく幸せになれればいいんですけどね…！コメント嬉しかったです。ありがとうございました^^ (2017年4月4日 13時) (レス) id: 160687c9e3 (このIDを非表示/違反報告)
ごりらん - エリンギとプールさん» ありがとうございます！このようなコメントを頂くと嬉しくてもっとがんばろうと思えてくるんですよ^^なのでこんな作品でもよろしければ、これからもよろしくおねがいしますΓО (2017年4月4日 13時) (レス) id: 160687c9e3 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 紫耀くんの気持ちがついに主人公ちゃんに向いたってことですよね！？早く続き読みたいです！待ってます！ (2017年4月3日 9時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごりら。さん | 作成日時：2016年5月1日 8時
