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33話 ページ2
ライブ会場
美穂『…ハロー！』
客〈美穂様ー！〉
美穂『ライブ会場にお集まり下さり、誠にありがとうございます！皆様に私からお願いがあります』
客〈はーい〉
美穂『一つ目は、音の鳴る携帯等はマナーモードか電源をお切り下さい。二つ目、演出上動物が出てきますので、観客席の方に行くかも知れませんがご了承下さい。三つ目、演出上座席を移動させて頂く事がありますので、その時は、足下の荷物を膝に置き座ってて下さい。椅子が自動で動きますので止まるまで大人しくしてて下さい。止まりましたら、荷物を足下に置いても構いません。最後に、皆様が楽しんでくれる事を願っています。』
パチパチ……
九条『…顔色悪そうだな』
天『えっ？朝は元気だった筈ですが』
九条『そうなると、差し入れのを食べたのか…』
理『…それにしても、お客さんこんなにライブ前から楽しそうにしてるの観ると、私も美穂お姉ちゃんみたくなりたいです！』
九条『…憧れる事は大切だ。だけどね、時には憧れを捨てる必要が来るかも知れない。それを忘れてはいけないんだよ。…天と理は、これから先どんな事が起こるか分かんないだろう？』
天•理『はい』
九条『僕はね、美穂が第二の〔ゼロ〕になったと思ってるんだよ。』
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作者名：御影ルナ | 作成日時：2020年4月1日 20時
