--- ページ38
ドクドクオッパの心臓の音が伝わってくる…どれだけ緊張してるんだろうか。
気のせいだろうが体温が上がってる気がする
いや気のせいじゃないのかもしれない
耳が真っ赤なんだけど…
RM「本当に…本当にユナとは綺麗に終わってるんだ
そもそも始まっても無かった」ﾎﾞｿ
「…ん？？最後なんて？？」
RM「俺達が別れた本当の理由は…
ユナの浮気なんかじゃない…俺が…俺が…
ユナを好きになれなかったんだ。」
「…え？？何…どういう事？？」
RM「俺は…他に好きな人がいたんだ
ずっと…ずっと前から。
でも弱い俺はユナに想いを告げられ
どんな理由があろうと最初から断っていればあんな事になってなかったかもしれない
ユナを傷つけなかったかもしれない…」
「ねっ…ねえ、ちょっとよく分からないんだけど…？
オッパは好きじゃないのにユナさんと付き合ったの？」
RM「俺は好きな人を守れれば自分がどうなろうと良いと思った
でもそれでユナが傷つく事なんて考えられなかった…
でもその後…その好きな人と両思いだったと知った
でも断ったよ…そこで俺の気持ちは報われたと思った。」
「守るって…」
RM「ユナとの間に色々あったんだ
そしたらな？その好き人は他の人と付き合う様になった…最初はその人が幸せなら良いと思った。
でもなぁ、今まで俺に向けられていた笑顔を他の人に向けているその人を見たらな…
今まで自分の想いに蓋をしめてこれていたのに
溢れかえってしまった…その事にユナは気づいた。
それでユナは俺を振った…いや、振ってくれたんだ」
「…オッパは…そのずっと好きだった人を想ってツラそうな顔をしてるの…？ユナさんの事じゃなくて…？」
RM「お前にそう見えてたならそうなのかもしれないな」
すっと肩を持たれ体が離されオッパと目が合う
耳まで真っ赤なオッパが
RM「好きなんだよ…どうしても。」
「…！！///」
私が言われてるわけじゃないのに
真剣な顔でそんな事見つめられながら言われたら…こっちが恥ずかしくなってしまう
目をそらしたくて恥ずかしくて下を向く
RM「頭から離れないんだよ…忘れられないんだ
そしたら今度はその人が恋人と別れた
……俺は心の中で喜んでしまった」
ばっと顔を上げるとこっちを優しい微笑みで見つめてくる
ねえ…さっきから思い当たる節しか無いんだけど…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雅
| 作成日時：2019年11月15日 9時
