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道がやたら空いててスイスイ進むタクシー
ありがとうございました〜なんて運転手さんに声をかけてから降りる
10分前…
うん！かなり女子力高いんじゃない？
「…んっと……あそこかな？」
少しだけ丘になっている上に屋根のあるベンチ…まだグクは来ていなかった。
「よっこいしょっと〜」
公園の前にあった自販機で買ったリンゴジュースを開けて
携帯はグクに取り上げられてるからぼーっとするしかないこの退屈な時間。
昼間だと言うのに人も少なくゆったりした公園
いつもはみんなでわちゃわちゃしてる時間帯
みんな大丈夫かな…練習頑張ってるかな？
「ふーーー。リラックスリラックス♪」
もう！女の子を待たせるとは何事？！
グク遅くない？デートは10分前行動当たり前でしょ？！
すると後ろの方からこっちに近づいてくる足音
やっと来たか…チョン ジョングク。
ここからじゃ振り返らないと時計も見れないから何分遅刻してるのかも分からない…けど。
私はだいぶ待った気がする！！！
そもそも携帯取り上げた意味とは？
寝たフリしてやるんだから！！
ゆっくり目を閉じると足音が強調されて耳に届く
さあ…あともう少し。
あと５歩…
あと2歩……
「…A…？」
「………。」
「…大丈夫か？？」
「……なんでっ…」
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作者名：雅
| 作成日時：2019年11月15日 9時
