破壊神コンビ-6- (ページ12)

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色んな水槽の前でお互い写真を撮り合いながら奥の方に進んで行くと少し暗めの広場で
水槽から漏れる青いライト、綺麗で神秘的な所だった。

「わーー…なんか心洗われる…」

JK「どこ見ても水槽だ…」

「きれーい…」

何時間でも眺めてられる程綺麗な空間
パシャパシャ何枚か写真を撮られた気がするけど
そんな事気にする余裕も無いほどその場所に目を奪われていた

JK「A…ぼーっとしすぎ。」

「…だってさ…凄く綺麗じゃない？？」

JK「ほらほら…後ろから人結構来たから行こ？」

「うん…そうだね～」

名残惜しいけどバレたら水族館にも迷惑をかけてしまう
ここの広場が最後だったのか出口の看板が立っている

時計をみると意外と3時間も経っていて…楽しい時間は本当にあっという間だ。

また手を繋ぎながら看板にしたがって歩いていると
最後のクライマックスなのかシャンパングラスの中に小ちゃいクラゲがフワフワ泳いでいるシャンパンタワーが現れる。

JK「何これ何これ～！一個一個にクラゲ泳いでるよ！！」

「あ～なんか記憶にあるかもしれないこの風景！」

JK「ちょっ…写真撮って撮って！ヒョン達に見せる！」

「はいはい」

テンションが上がったグクはエギョしたりポーズキメたりでパシャパシャ写真撮ってると後ろからお孫さんと来たのかな？
小ちゃい男の子を連れたおばあちゃんがやってきて
場所を譲ろうとしたら喋りかけてきた

？『あらあら可愛いカップルだこと。』

『えっと…ありがとうございます？笑』

？『写真撮ってあげるわよ？？ふふ』

JK『あっ…いえ…大丈夫ですよ！』

？『いーのいーの！観光に来たんでしょ？？』

「グク～撮ってもらおうよ！そういえば二人で一枚も撮ってないよ！！」

JK「…うん…。」

『おばあちゃんお願いします！』

おばあちゃんにカメラを渡すと2、3枚写真を撮ってくれて
男の子が僕も僕も！なんて可愛いおねだりしてくるから最後に記念で写真を一枚撮った。

『ありがとうございました～！』

？『ふふ。また日本に遊びに来てね～？？』

男の子『おねぇちゃんおにぃちゃん！ばいばい！』

『うん！またね～ばいばい！』

JK『お気をつけて～！』

おばあちゃんと男の子を見送ってからカメラをリュックサックにしまい歩き出す。

おみやげ屋さん寄ろうって言ったらおみやげは他で買う！なんて断られてしまった。

外に出ると夕日が落ちかけてる時だった…