ジョングゥの専属

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迷子になりそうなほどエントランスもロビーもエレベーターホールでさえも広い
ここで鬼ごっこやかくれんぼ企画したら楽しいんじゃないんですか？タルバンさん

本当に迷子になりそうでテテオッパの後ろを付いていくとエレベーターのドアが開いて一番奥の部屋



TH「両手塞がってるからピンポン押して〜」

「あああ、すみません。」



ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ



なんだろ…こういう豪華なお家はこんな綺麗なピンポンが鳴るのか(え)


「ジョングゥ？大丈夫？ドア開けれる？？」





ｶﾞﾁｬｯ



「ジョングゥ……









……えっ」

SA「ミン…さんとテヒョナ？」

TH「…なんでスアヌナがいるの？」

SA「グクが風邪引いたって言うから見に来たのよ〜」





あぁ、やっぱりそうだ。
ほら言ったじゃんテテオッパのパボ
間違えちゃったんだよ…私と‘‘スアヌナ’’を




TH「ジョングガは？」

SA「汗臭いって言ってお風呂。言っても聞かないし…」

「あのこれ適当に使って下さい。
相当具合悪かったんですかね〜
ジョングクさん連絡してくるの間違えてたみたいで」

TH「A違うよ！間違ってな

「お大事にと伝えて下さい。」






ジョングゥの部屋だと言われる所から当たり前かのように顔を出してくるスアさんの姿を見てられなくて


これ以上見たくなくて荷物を押し付けて来た道を戻る


テテオッパはきっとスアさんと話してる
今のうちに、テテオッパには悪いけど


「あぁ、なんでタワマンはいちいち一階までエレベーター降りちゃうの…」


今絶対変な顔してる
見られたくない一人になりたい


非常階段のマークを見つけて猛ダッシュする。




バﾊﾞﾀﾝ



「はあ、…はぁ。」


こんな短い距離でも久しぶりに走ったら息も切れる
苦しくてその場でしゃがみ込むと目が霞む




「あれっ」



ポタポタと地面に打ち付けて足元を濡らす涙



「なんでっ、…なんで止まらないのっ」


間違いじゃないかって思ってたじゃん分かってたじゃん
ジョングゥが私なんかに弱ってる所見せてくるわけ無いじゃん
なんで泣いてんの私、なんでこんなに悲しいの。




「あうっ！」



こんな時でもお構いなしに開かれるドアに背中を押されて前に身体が倒れ込む
本当に何してんだろうこんな所でこんな姿で泣いてたら本当に変質者だ。





「すみません！」







TH「…やっぱりここだぁ」

「テテ、オッパ…」

TH「一人で泣かないのっ。」

「オッパァ」

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