思い出のアルバム-初恋は叶わない- ページ11
TH「ね〜聞いてよA〜
パンPDにさ〜？ナムジュナの隣にいるのは誰だ？って言われたんだよ？」
「ふふっ。またその話？」
TH「違うよ〜今日も言われたの！！」
私とテテオッパは非公開メンバーだった
テテオッパは最終兵器なんて呼ばれてて…優しいパンPDは私の事も最終兵器だなんて。
この頃はどうせ女の子がいるなんて言ったら荒れるからだと思ってた
二人を除いたメンバーが公開されていく中どんどん私達二人も追い込まれていた
「テテオッパ、…私達本当にデビューできるのかな？」
TH「…出来る、よ。」
みんなとセルカ撮りたい
ログに映りたい
それはテテオッパも同じでみんながワイワイやってる中二人でこつこつ貯めた想い出の写真
私達もこの場にいたんだよ！って証…
RM「ジョングガセルカ撮らないか？」
JK「…、はいっ！！」
ジョングクの存在は焦りを植え付けた
私が女だからって事もあったけど黄金マンネなんて呼ばれて…
「お前はやっぱりいらない」
って言われるんじゃないか
みんなとさよならしなきゃいけないんじゃないか
「テテオッパ、私自信ない…」
TH「なんで？Aさっき凄く褒められてたじゃん！
俺なんかダンスレッスンの時こっぴどく叱られたんだからね！」
なんて私を元気付けるためにほっぺをぷにゅぷにゅイジり始める
この頃私はテテオッパの事が好きだった…寂しいなと思う時はいつも一緒にいてくれて
ふざけてスタッフさんの真似を一緒にしてメンバーを笑わせていた
デビューが近づいてから久しぶりにテテオッパの歌声を聞いた
感動した、元々歌がうまいテテオッパだけど初めに比べてその独特な声を自分の物に出来ていて…
「ああ、私ってなんでここにいるんだろう。」
これが最終兵器の実力
TH「わあ〜A！来てくれたの？」
「う、うん！テテオッパ凄いね〜聞き惚れちゃった！」
TH「…ﾋﾋｯ！Aに言われたらもう完ぺきだね！」
「何それ〜」
TH「俺はAの歌声好き！
聞いてて元気付けられるし落ち着くし〜
このまま独り占めしちゃいたいくらい…」
ぎゅっと抱き締められるテテオッパの暖かい温もり
その温もりに甘えるように手を回した…
JK「ヌナ！ヌナもセルカ撮りましょう〜」
「…え？ダメだよ…万が一を考えて携帯で撮るのはやめよ？なんかあったら困るでしょ？」
TH「じゃあ俺がこのカメラで撮ってあげる！」
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作者名：雅
| 作成日時：2020年6月23日 10時
