08(TH) ページ8
全く目を合わせてくれないAについイジワルしたくなって胸元に顔を埋める。うん、やっぱり柔らかい
上から小さな声で呼ばれるけど…これは聞こえないフリ
徐々に鼻をくっつけながら首に移動していくとくすぐったいのか身をよじるAと
俺の鼻をくすぐるAの甘ったるいくせになる匂い
わざと音が聞こえるようにリップ音を鳴らして
吸い付くと「んっ」って声を漏らす
TH「ｼｯ。そんな声聞かせちゃダメ」
「じゃあ、やめてよ…くすぐったい」
SN《ソラがそろそろ戻ってくると思うんだ〜》
げー。こいつソラと一緒にいるの？
絶対長電話になるじゃん…
Aの頭を引き寄せてがぶっと耳に噛りつく
ﾋﾟｸｯって反応するAが…すごく可愛い。
俺のさっきの言葉を気にしてるのかそれとも恥ずかしいだけなのか声を我慢していて
SN《そうだ！みんなで花火大会行こうよ〜》
勝手に喋りだすスニョンなんか放っといて
今度はリップ音が鳴らないようにAの唇を奪う
癖なのか本当に苦しいのか今じゃ分からない
胸を叩かれるけど唇をこじ開けて舌を絡めとるともう俺のいいなり。
TH「…返事しなきゃ」
「まっ、…んっ、」
返事なんかさせる気ない
このまま切れてしまえばいい
ついに力が抜けてフニャフニャになったAは手に持っていた携帯をソファーの上に落とす
それでもAの唇を奪う
SN《おーい。A〜？》
はいはいAちゃんはもうｸﾀｸﾀですよ〜
SN《電波悪いな〜…》
違うよ、Aは今俺とキスしてるの
力が抜けたAの指に自分の指を絡めると
弱いけど握り返してくれて
SN《あー、ソラ！今Aと電話してたんだけどー》
ちぇっ。ソラ帰ってきちゃった
最後に少し強めに舌を吸って唇を離すと
ｷﾗｯと光る糸を引いてAは肩で息をする
もちろんAの表情は俺を求めるあのえっ ちな…
TH「…いい眺め〜」
ﾂｰ ﾂｰ ﾂｰ
ソラが帰ってきたなんて言ったからやめたのに全く反応がなくて痺れを切らしたんだろう
「…イジ、ワル」
そう言って倒れ込んでくるAを受け止めてTシャツの中に手を潜り込ませる
「テヒョン、ダメだってば、」
TH「え？欲しそうな顔してたよ？」
「マジでっ」
〜〜♪〜♪〜〜〜♪
TH「もう！Aの携帯うるさいんだけど！！」
画面には［ソラ］なんて出ていて、ため息しか出ないよ…
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作者名：雅
| 作成日時：2020年7月27日 5時
