ハッピーセット-2- (ページ30)

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頬を撫でられてそのまま唇も撫でられて

視線を逸らせずにいるとあのいつもの妖艶なテヒョンのスイッチの入った顔

「テヒョン…///」

TH「愛してるって言って？」

～～♪～～～♪♪

「ソラだよっ、心配してるっ」

TH「愛してる～は？はーやーくー」

「あい……」

TH「聞こえなーい」

「愛し、てるっ…//」

鳴り止まない携帯、早く出ないと

からかい過ぎたと少しだけ後悔

だって…あんなに効果あるなんて思ってなかった

いつもの四角い笑顔でﾋﾋｯと笑われて終わりだと思ったのに

あんな分かりやすく照れたりするんだもん

可愛いって思ってしまう

TH「ん。俺もAの事愛してる」

やっと開放されると思ったら

あっという間に食べられてしまう唇

その間もずっと携帯は鳴り止まない

外で何してるんだろう…これも浴衣効果？

「んっ、はっ、」

ドロドロに溶けてしまいそう

TH「ん…」

「…電話、切れちゃったじゃん///」

TH「どうせ何食べる？の電話だよ～」

「絶対違うと思う。」

TH「ソラー！スニョン！」

SR「おいおい、屋台目の前にして迷子とかやめてくれる？」

SN「迷子のお知らせかけようか迷いました～」

TH「キム夫婦でお願いね？」

「アホ」

無事ソラ達と合流できてそこからは怒涛の屋台巡りが始まる

射的はテヒョンが小さいライオンのぬいぐるみを取ってくれて

金魚掬いはみんな惨敗

頭にはみんな別々のキャラクター物のお面をつけて

花火を見ながら食べる屋台飯も買って

地元の花火大会は勝手が効く静かな穴場スポットだって知っている。

SN「よし…ブルーシートオーケー」

SR「そろそろ花火上がるよ～」

TH「A！早く早く～」

みんなで並んでブルーシートに座って空を見上げると

花火の打ち上がる音の後に一面に広がる色鮮やかな花火

SN「やはーーーー！」

SR「たーまやぁぁぁあああ」

「うわぁぁあ…綺麗、」

年々花火が派手になっていってる気がする
どれも綺麗で途中に少しだけ交じるキャラクターの花火はとても可愛くて

珍しく静かなテヒョンの方を向くとそこには綺麗なテヒョンの横顔

しばらく見惚れているとテヒョンに気づかれてしまって

慌てて空を見上げると肩を引き寄せられて耳元にかかるテヒョンの吐息と

TH「来年は二人きりでこようね？」

そんな嬉しい一年後の約束を口にする大好きなテヒョンの声