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「あれが蠍座のアンタレス」
TH「…前も聞いた〜」
「じゃあ…あれがわし座のアルタイル」
TH「あれがはくちょう座のデネブ〜」
「すごい！覚えてるじゃ〜ん！」
TH「何回も同じ事言うんだもん覚えるよ…」
「じゃあ、数学の式も何回も聞かせたら覚える？」
TH「やだーそれはマジで無理ぃぃぃ」
耳を押さえながら小走りしていってしまうテヒョンを追いかける
「ぶっ…、いった！急に止まらないでよ〜」
TH「あれあれ！ほら見て〜」
「何〜？」
テヒョンが指差すのは私の家で
カーテンが開けっぱになって丸見えのリビングには
「わっ、…なんか友達のキスシーンって気まずいね」
TH「どうする？もう少し外にいる？」
「…うん。」
ソラちゃん気づいて…カーテン閉めてくれても構わないよ？外に丸見えだから…。
家の前の壁に寄っかかってしゃがみこむと
結局ナムジュン先輩のコーヒーと一緒に買ってしまったジュースを開けて
近所の迷惑にならないように静かに喋る。
TH「暑いね〜」
「そう？風あるじゃん」
TH「こうなるなら花火買っとけばよかったね〜」
「話がコロコロ変わるなぁ〜」
TH「エ ロいことし始めたらどうする？」
「ぶっ！！」
TH「え、汚いA。」
「急に変な事言わないでよ！」
TH「さすがに止めるよね〜」
「人ん家でするほど先輩も子供じゃないでしょ？」
TH「大人だもんね…ナムヒョン」
「…ヒョンって呼ぶ程仲良しだっけ？」
TH「二人でいる時とかはこんな感じだよ？」
「え、いつの間に？！」
TH「ヒョンは色々教えてくれるから〜」
「ははっ…あまり大人な事は勉強してこなくていいよ？」
TH「せっ
「やめんか！！」
TH「ｼｰｰｰ！うるさいよA！」
絶対そういう事言おうとしたよね？
分かるよ、分かるんだからね。
ナムジュン先輩に釘刺しとかないと…
SR「あのー…何してんの？」
テヒョンが私の口を手で塞いでいて
私はテヒョンの胸ぐらを掴んでいる…
なんてカオスな時に来てくれたんだ。
TH「あ、終わった？さすがにここでせっ
「だからやめんかお前は！」
TH「いった！もう！すぐ頭叩かないでよ〜」
SR「あんたらはいつまで経ってもそうしてそうだね。」
TH「ソラ達のせいだからね見せつけやがってぇ」
SR「はあ？なんで私達のせいなの？！」
「ソラや…うちカーテン開いた…まま」
SR「…げっ。」
TH「気をつけてよね〜」
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作者名：雅
| 作成日時：2020年7月27日 5時
