6の鍵 ページ7
前回のあらすじ
女性に年齢の話はタブー。
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『まあ、とりあえず信じて貰えました?』
?)こんな物的証拠があったら信じざるを得ないめう。
『よかっためう。』
gr)それで、聞きたいことがあるんだが・・・レイカは聖女なんだよな?
ri)は、はい!
gr)・・・・・・
『おかしいですね。今年は聖女の力と魔力の波動が合う女性がいなかったので、私がしばらく聖女の代理人を務めるはずだったんですが。』
ri)そ、そんなのデタラメですぅ!だってぇ、わたしぃ、聖女の力使えますもん!
?)せやぞ!デタラメ言ってレイカの事陥れる気やろ!
?)醜い嫉妬でレイカを傷付けんなや!!
頭悪いなこいつら←口悪いなこいつ
『・・・じゃあ、その力見せてもらえる?』
ri)いいですよぉ?
『ここに枯れた花があります。これを元気にして。』
ri)えっ・・・い、いや・・・わたしぃ、土を潤すのがぁ・・・得意なんですけどぉ・・・
『聖女の力は平等。得意不得意じゃなくて与えられたら普通に使えるものなの。個人差も何も無い。それに土を潤すなんて小規模なら光の魔法を使える人なら誰だってできる。』
ri)っ・・・
gr)レイカ、やってくれるよな?
ri)・・・・・・
花に手をかざすレイカさん。しかし、花は枯れたまま。
ri)あ、あれぇ?調子、悪いのかなぁ・・・
『さっきも言ったけど聖女の力は平等なんです。体調が悪くたって魔法の調子が悪くたって使える。そのせいで、王族にこき使われる人も居たけど・・・』
ri)ギリッ・・・
『そうやって聖女の名を騙る人は少なくない。でも、その嘘のせいで力を求めた国同士が戦争を起こしたりしたらどうするの?貴女のような非力な女性には何も出来ないでしょ?責任だって取れない。その簡単につける嘘のせいで何人が犠牲になってきたか・・・悪いんですけど、そういう奴に温情はないですよ。』
そう言って私は彼女を氷魔法で拘束した。
ri)きゃあっ!
?)おい!レイカに何するんや!!
『このまま連行して罰を与えます。彼女はついてはいけない嘘をついてしまいましたから。』
?)お前が偽モンやって可能性もあるやろ!!
?)はよ離せや!!
gr)黙れ。
ビリッ・・・
gr)・・・A、だったか。念の為に聖女の力を見せてもらえるか?
ri)そ、そおですよぉ!どうせ使えない──
『これでいいですか?』
私の手には先程まで枯れていた花が綺麗に咲き誇っていた。
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作者名:紅狐 | 作成日時:2021年12月16日 15時