1の鍵 ページ2
キラキラと光り続ける水面を見つめる。しかし待っているものは浮かんでこない。
『ああ、今年は適切な人間がいない・・・』
聖水の中に手を入れてパシャパシャと弄ぶ。
『はあ・・・』
重いため息をつく。仕方ない、今年は私が聖女を務めよう。
『・・・一応報告しないとね。』
聖水を少し口に含んで飲み込む。すると胸元にある痣の横にもう1つ痣が浮かんできた。
『さて、準備しますか。』
少しだけ遠出をしなければ。
◇◆◇
gr)・・・・・・
tn)じゃ、今日の会議はここまでや。
gr)ああ、少し待て。実は幹部が1人増える。
tn)・・・は?
gr)入ってきてくれ。
?)はぁい♡
甘い声に全員が顔を歪める。入って来たのはフリフリのワンピースを着てピンクのデカいリボンを頭に付けた女。
?)レイカですぅ♡よろしくおねがいしまぁす♡
しかもぶりっ子。苦手だ。
tn)聞いてへんのやけど。
そう言って総統を・・・グルッペンを睨むとにぱっと笑う。
gr)むさ苦しい幹部の中に花が来たんだ!喜べ!
tn)おまっ・・・はあああ!!
gr)それに、ただの女じゃないゾ。彼女は「聖女」だ。
全員)!?
tn)聖女って、あの「聖女」なん!?
ri)はいっ!
gr)な?面白そうだろ?
tn)・・・・・・
「聖女」の力は強大だ。手にしているだけで、隣国は迂闊に
手出し出来なくなる。それに枯れた土を癒し、不作を豊作に変えられる。今年、うちの国は不作だった。丁度いい。
tn)・・・まあ・・・役に立つなら・・・
それに総統の決定なら従うしかない。我慢するとしよう。
◇◆◇
em)すごいですね!
mn)うちに来てくれてありがとめぅ〜♡
ri)えへへぇ♡照れちゃいますよぉ♡
上手く騙せた。こんなに簡単なんてビックリしちゃう。
まあ、このまま上手く馴染んで行こう。そうすればこの
国のイケメンは全員私のモノ・・・♡
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どうも!駄作者の紅狐です!
いやぁ、作ってしまいました!
更新頻度はきっとゴミです!!
ではまた次回!ヾ(o゚ω゚o)ノ゙
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作者名:紅狐 | 作成日時:2021年12月16日 15時